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J-GLOBAL ID：201002286976154421   整理番号：10A0890363

Bacillus coagulans MXL-9によりヘミセルロース抽出物からの乳酸の生産

Production of lactic acid from hemicellulose extracts by Bacillus coagulans MXL-9

著者 (4件)： WALTON Sara L. (Univ. Maine, ME, USA) ,  BISCHOFF Kenneth M. (Agricultural Res. Station, United States Dep. Agriculture, IL, USA) ,  VAN HEININGEN Adriaan R. P. (Univ. Maine, ME, USA) ,  VAN WALSUM G. Peter (Univ. Maine, ME, USA)
資料名： Journal of Industrial Microbiology & Biotechnology  (Journal of Industrial Microbiology & Biotechnology)
巻： 37  号： 8  ページ： 823-830  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： E0005C  ISSN： 1367-5435  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ペントース利用能のあるコンポストから分離された中等度好熱菌である,Bacillus coagulans MXL-9が木材バイオマスに存在する主な単糖を利用して,プレパルプ化ヘミセルロース抽出物で増殖できることをみいだした。そしてプレパルプ化抽出物中に存在する酢酸やナトリウムのような阻害剤に対して高耐性であることがわかった。30g/lの酢酸の存在下で,20g/lキシロース発酵には長い遅滞期が必要であるが,全体の乳酸の収率は減少しなかった。同様に20g/lのナトリウムの存在下でも,長い遅滞期があるが,キシロース発酵による全体の生産物の収率には影響しなかった。しかし30g/lでは完全に阻害される。全体で45g/lの主にガラクトースとアラビノースからなる単糖を含むシベリアカラマツの高温水抽出物の発酵で,60時間で33g/lの乳酸を生産し,完全にすべての糖を消費した。酢酸やギ酸やエタノールを含む少量の副産物が見出された。主にキシロースを含む混合された硬材の自動加水分解中にヘミセルロース抽出物が形成され,94%収率で乳酸に変換した。また10g/lの酢酸と6g/lのナトリウムを含む緑液抽出硬材ヘミセルロースも72%収率で完全に乳酸に変換された。また工業用酵素に適した条件と互換性があり,阻害剤の存在下で,迅速に高収率で全てのペントースとヘキソース糖を消費することができることから,Bacillus coagulans MXL-9株がリグノセルロースバイオマスから乳酸の生産に適していることがわかった。

シソーラス用語： *Bacillus coagulans ,  *ヘミセルロース ,  乳酸発酵 ,  薬物 ,  ナトリウム ,  バイオマス ,  発酵 ,  パルプ ,  パルプ化 ,  リグノセルロース ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ酸 ,  脂肪酸 ,  ペントース ,  アルドース ,  ヘキソース
準シソーラス用語： 増殖阻害剤 ,  阻害剤 ,  シベリアカラマツ

分類 (1件)： 微生物代謝産物の生産  (FK03020A)

物質索引 (5件)： 乳酸 ,  酢酸 ,  キシロース ,  ガラクトース ,  アラビノース

タイトルに関連する用語 (4件)： Bacillus ,  ヘミセルロース ,  抽出物 ,  乳酸