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J-GLOBAL ID：201002287104937381   整理番号：10A0277157

広域ネットワークの簡易的遅延モニタリング法

Concise methodology for monitoring packet transfer delay in wide area network

著者 (2件)： 川口銀河 (NTT サービスインテグレーション基盤研) ,  川原亮一 (NTT サービスインテグレーション基盤研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 109  号： 411(IN2009 126-143)  ページ： 29-32  発行年： 2010年01月28日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ネットワーク品質計測の中でも,パケット転送遅延・遅延ゆらぎといった転送時間に関する品質指標については,従来は試験パケットを用いるアクティブ計測が中心であった。アクティブ計測の手法は,正確性は確保できるが,計測負荷・運用コスト等の観点から,大規模運用には必ずしも適さない方式である。本稿では,TCP接続応答に着目することで,1点パッシブモニタリングによる往復転送遅延計測の可能性に着目する。TCP接続応答は通常即時に応答が返る通信パターンであり,かつインターネット等のIP通信網では常時幅広く観測されるパターンでもあるため,低コストでの遅延計測を可能にすることができる。そこでTCP応答を用いた遅延応答計測の妥当性について,実験環境における複数のOSを用いた定量的評価を実施し,計測値の安定性を評価し,有効性を確認した。また,実網を利用した計測例についても併せて紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： WAN【通信】 ,  インターネット ,  パケット ,  TCP/IP ,  信号伝送 ,  遅れ ,  応答時間 ,  通信測定 ,  品質特性 ,  確率密度関数 ,  実験 ,  評価 ,  *ネットワーク管理 ,  IPネットワーク ,  評価実験
準シソーラス用語： パケット転送 ,  *パケット遅延 ,  定量的評価

分類 (1件)： 計算機網  (JC03000K)

引用文献 (5件)：

• 手島孝人. オンラインゲームを用いたネットワーク品質の大規模計測. 電子情報通信学会論文誌B. 2009, J92-B, 10, 1566-1578
• VEAL, Bryan. New Methods for Passive Estimation of TCP Round-Trip Times. PAM 2005, Mar. 2005
• http://www.hping.org/
• IP packet transfer and availability performance parameters. ITU-T Recommendation Y.1540. 2007
• Network Performance Objectives for IP-Based Services. ITU-T Recommendation Y.1541. 2005

タイトルに関連する用語 (4件)： 広域ネットワーク ,  簡易 ,  遅延 ,  モニタリング法