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J-GLOBAL ID:201002288058876611   整理番号:10A1376367

Ni-38Cr合金における不連続析出の動力学へのAlの影響

Influence of Al on Kinetics of Discontinuous Precipitation in Ni-38Cr Alloy
著者 (2件):
資料名:
巻: 50  号: 11  ページ: 1676-1682 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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3.8mass%と4.2mass%Al濃度の三元Ni-38Cr-Al合金を用いてNi-Crシステムにおける不連続析出の動力学へのAlの影響を実験的に調査した。三元合金は1473K×16hで均質化し,1473~1493Kで30min溶体化処理した。そして,50hまでの様々な時間について773~1073K温度領域で等温焼なましを行った。溶体化処理により二つの三元合金は面心立方構造のNi富化の固溶体(γ)相の多結晶単相ミクロ組織を呈した。しかし等温焼きなましの初期段階にL12構造のNi3Al(γ′)相微粒子がγマトリックス中に連続析出した。一方,γ相とCr富化体心立方構造固溶体(α)相より構成されたラメラミクロ組織のセルがγマトリックスの結晶粒界に沿って形成され,そしてγマトリックス中に成長した。また,γ′相微粒子はセルのγ相内に分散された。移動セル境界の移動距離は焼なまし時間に比例した。かくして,セルの成長速度はアニーリング時間に影響されずに一定していた。セルの成長速度とラメラ間距離は焼きなまし温度増大につれ単調に増大した。反応速度論モデルを使用し,成長速度とラメラ間距離との関係を定量的に解析した。三元Ni-38Cr-Al合金における不連続析出は複雑な様態で起こるが,解析から,ラメラセルの成長は移動セル境界に沿ったCr境界拡散によって律速されることが示された。(翻訳著者抄録)
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組織的硬化現象 
引用文献 (24件):
  • 1) K. Shimotori, M. Kawai and H. Tokoro: J. Jpn. Inst. Met., 36 (1972), 585.
  • 2) K. Shimotori, K. Amano and Y. Fukazawa: J. Jpn. Inst. Met., 36 (1972), 815.
  • 3) K. Shimotori, K. Kawaguchi, M. Miyauchi and T. Tomita: J. Jpn. Inst. Met., 37 (1973), 715.
  • 4) P. J. Kujawinski and R. A. Stradling: High Press. Res., 5 (1990), 883.
  • 5) I. R. Walker: Rev. Sci. Instrum., 70 (1999), 3402.
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