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J-GLOBAL ID:201002288308289369   整理番号:10A0666520

ヒノキ人工林において間伐施業が土壌動物の群集構成と個体数密度に与える影響-三重県度会郡大紀町における事例-

The Effect of Thinning on the Community Structure and Densities of Soil Animals in a Chamaecyparis obtusa Plantation.
著者 (3件):
資料名:
巻: 92  号:ページ: 167-170  発行年: 2010年06月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ヒノキ人工林において,間伐が林床の土壌動物相に与える影響を調査した。間伐され下層植生の繁茂する林分(間伐区)と,間伐がほとんど行われず下層植生の衰退した林分(間伐遅れ区)において,土壌動物の群集構成と個体数密度を比較した。両調査区のリター層と土壌層からサンプルを採取し,ツルグレン装置により土壌動物を抽出・分類した。その結果,土壌動物の分類群数は,リター層・土壌層ともに間伐区よりも間伐遅れ区で有意に少なかった。また,個体数で優占していたササラダニ亜目(Oribatida),トビムシ目(Collembola)の個体数密度は,リター層・土壌層ともに間伐区よりも間伐遅れ区で有意に低かった。以上の結果より,ヒノキ人工林では,間伐施業の不足が土壌動物の群集構成を単純化させ,個体数密度を低下させる可能性が示された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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森林生物学一般 
引用文献 (17件):
  • 阿部晃久 (2006) 針葉樹人工植林地において間伐の有無が林床性アリ類の種構成に与える影響. 矢作川研究 10: 105-108.
  • 赤井龍男・吉村健次郎・真鍋逸平・有光一登・相場芳憲・杉浦孝蔵 (1981a) 人工降雨によるヒノキ林内の落葉, 土壌等の流出移動について (II) —下層植生の成立状態の異なる若齢林分のリター, 表層土の移動量—. 日林論 92: 213-214.
  • 赤井龍男・吉村健次郎・真鍋逸平・上田晋之助 (1981b) ヒノキ林分の構成状態と稚樹, 下層植生の成立状態について. 日林論 92: 221-222.
  • Anderson, J.M. (1988) Invertebrate mediated transport processes in soils. Agric. Ecosyst. Environ. 24 : 5-20.
  • Artman, V.L. (2003) Effects of commercial thinning on breeding bird populations in western Hemlock forests. Am. Midl. Nat. 149 : 225-232.
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