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J-GLOBAL ID：201002288359874304   整理番号：10A0577994

成人間葉系細胞集団におけるユニークな多機能細胞

Unique multipotent cells in adult human mesenchymal cell populations

著者 (16件)： KURODA Yasumasa (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KITADA Masaaki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  WAKAO Shohei (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  NISHIKAWA Kouki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TANIMURA Yukihiro (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  MAKINOSHIMA Hideki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  GODA Makoto (Japan Biological Informatics Consortium (Kyoto Branch Office), Kyoto, JPN) ,  AKASHI Hideo (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  INUTSUKA Ayumu (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NIWA Akira (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SHIGEMOTO Taeko (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  NABESHIMA Yoko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NAKAHATA Tatsutoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NABESHIMA Yo-ichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  FUJIYOSHI Yoshinori (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  DEZAWA Mari (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 19  ページ： 8639-8643  発行年： 2010年05月11日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年様々な組織幹細胞が見出され,再生医療への寄与が期待されている。成人の皮膚線維芽細胞,骨髄間葉細胞,骨髄液由来の一細胞からの幹細胞生成を検討した。その結果,これらのヒト細胞が幹細胞Muse細胞を有することを示した。Muse細胞は,ストレス耐性で,自己再生した。固着培養では一般的間胚葉細胞と判別できなかったが,懸濁培養では多能性に関わる全遺伝子を発現する細胞集団を形成した。in vitroで三胚葉性細胞に分化でき,免疫不全マウスに局所移植,静脈注射すると,皮膚,肝臓などそれぞれの組織に分化統合され,奇形腫を形成しなかった。また,CD105とSSEA-3陽性であった。長期トリプシン負荷ストレスはMuse細胞の誘導には必須ではなく,濃縮法として必要であった。入手が容易な成人細胞から得られるこの幹細胞は分化に外来遺伝子を必要とせず,細胞治療や生物医学研究に有効であると考えられる。

シソーラス用語： 骨髄細胞 ,  成人 ,  *幹細胞 ,  線維芽細胞 ,  *細胞 ,  *細胞分化 ,  懸濁培養 ,  固体培養 ,  細胞移植 ,  クラスタ形成 ,  *多能性幹細胞 ,  骨髄間葉系細胞 ,  皮膚線維芽細胞 ,  *Muse細胞 ,  *分化 ,  *発生生理
準シソーラス用語： 細胞治療

分類 (1件)： 発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 成人 ,  間葉系細胞 ,  集団 ,  多機能 ,  細胞