抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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気象庁で観測を行っている定線である165E線における北緯30~50度と,その上流の親潮域にあたるPH線における長期時系列データから,DOの長期変化傾向を解析し,その原因について考察した。PH線では,26.5~27.4σθでDOの減少が見られた。親潮の起源となる,オホーツク海水(OSW)と北太平洋西部亜寒帯水(WSAGW)では長期的なDOの低下が報告されており,PH線の変化は両起源水の変化を反映していると考えられる。また,低DOであるWSAGWの寄与が長期的に増えていて,PH線におけるDOの減少に寄与していることが示唆された。165E線でみられたDOのトレンドは,親潮起源水でのDOの減少に加え,起源水の混合比の変化が影響している可能性が示唆された。(著者抄録)