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J-GLOBAL ID：201002288985584679   整理番号：10A0171432

空飛ぶ凶器-飛散物のインパクト CFDによる飛散物の解析の試み

著者 (1件)： 田村哲郎 (東京工大)
資料名： 日本風工学会誌  (Wind Engineers, JAWE)
号： 122  ページ： 19-24  発行年： 2010年01月31日 
JST資料番号： X0224A  ISSN： 0912-1935  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 竜巻等による飛散物のCFD解析の方法論を解説した。CFDによる飛散物の解析はその飛散物の挙動を追跡することにあるが,作用風力を評価しながら運動方程式を解くことと同義といえる。運動方程式における推定の観点から,1)乱流場を予測し,時空間の流れ場に応じて,準定常的に空気力を評価して飛散挙動を追跡する,2)運動する物体廻りの流れ場を直接流体計算し,そこで得た空気力を物体に作用させ,飛散挙動を追跡する,という2つの方向が挙げられる。この観点から,高層建築物密集域でのフライングデブリに関するLES解析,および,回転平板型フライングデブリに関するLES解析,の2事例を示した。

シソーラス用語： *風害 ,  方法論 ,  流れ場 ,  物体の周りの流れ ,  地区 ,  数値解析 ,  ラージエディシミュレーション
準シソーラス用語： CFD解析 ,  LES解析 ,  強風 ,  高層建築密集地区 ,  *飛散軌跡 ,  *飛散物 ,  平板状物 ,  乱流場

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  中小規模擾乱,降水特性  (DC05120X)

引用文献 (8件)：

• 立川正夫. 台風時の飛散物の軌跡と速度に関する研究 その1平板の空力特性と運動方程式. 日本建築学会論文集. 1981, 302, 1-11
• 田村哲郎. 高層建物密集域での flying debris に関するLES解析. 日本風工学会年次研究発表会, 2003. 2003, 95, 35-36
• SACHS, Peter. Wind force in engineering. 1972, 88-89
• 田村哲郎. 回転平板型フライングデブリの挙動に関するLES解析. 日本風工学会年次研究発表会, 2005. 2005, 103, 129-130
• 田村哲郎. 円柱後流解析に基づく一般座標系補間法の適用性の検討. 日本建築学会論文集. 2001, 545, 27-34

タイトルに関連する用語 (4件)： 飛散物 ,  インパクト ,  解析 ,  試み