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J-GLOBAL ID:201002289121073393   整理番号:10A0764250

細菌細胞分裂蛋白質FtsZを阻害する抗菌性ビスジアリールブテン巨大環化合物クリソフェンチン

Chrysophaentins A-H, Antibacterial Bisdiarylbutene Macrocycles That Inhibit the Bacterial Cell Division Protein FtsZ
著者 (5件):
資料名:
巻: 132  号: 26  ページ: 9069-9077  発行年: 2010年07月07日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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海洋性黄色鞭毛藻の1種(Chrysophasum taylori)から8種類の新しい抗菌化合物(クリソファエンチンA-H)を単離した。2次元NMRおよびMS分光を駆使してそれらの構造を解析した結果,2つのエーテル結合によって連結された2つのポリハロゲン化,ポリ酸素化ω,ω′-ジアリールブテン単位構造をもっていた。8種類のうち最大抗菌力を示したのはクリソファエンチンAで,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(S.aureus)に対してMIC50=1.5±0.7μg/mL,多剤耐性黄色ブドウ球菌に対してMIC50=1.3±0.4μg/mL,バンコマイシン耐性腸内細菌(E.faecium)に対してはMIC50=2.9±0.8μg/mLの抗菌力を示した。一方,酵素アッセイ実験および電子顕微鏡実験からは,クリソファエンチンAは細菌細胞骨格蛋白質FtsZのGTPase活性を阻害し(MIC50=6.7±1.7μg/mL),更に,GTPによって誘導されるFtsZ-プロトフィラメント形成を阻止することが明らかとなった。また,飽和移動差NMR実験からは,クリソファエンチンAはFtsZに結合することが分かり,GTPγSとのNMR競争実験からは,クリソファエンチンAとGTPが競争的にFtsZと結合することが示された。更に,分子ドッキングシミュレーションの結果についても述べた。
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分類 (2件):
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抗細菌薬の基礎研究  ,  微生物の生化学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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