文献

J-GLOBAL ID：201002289186034638   整理番号：10A0216438

カッサバ粉のシアン含量を減少させる迅速湿潤法

Rapid wetting method to reduce cyanogen content of cassava flour

著者 (2件)： BRADBURY J. Howard (Botany and Zoology, Res. School of Biology, Australian National Univ., Canberra ACT 0200, AUS) ,  DENTON Ian C. (Botany and Zoology, Res. School of Biology, Australian National Univ., Canberra ACT 0200, AUS)
資料名： Food Chemistry  (Food Chemistry)
巻： 121  号： 2  ページ： 591-594  発行年： 2010年07月15日 
JST資料番号： H0766A  ISSN： 0308-8146  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カッサバ粉の全シアン含量を1/3~1/6に減少させる簡単な湿潤法が2005年に開発された。同法は,湿った粉を薄層に広げ,HCNガスの放出を可能にするために5時間日陰に置くことが必要であった。リナマラーゼにより触媒されるリナマリンからアセトンシアノヒドリンへの分解とそれに続くHCNとアセトンへの自然分解が日向に湿った粉を置くことによって非常に加速されることを我々は見いだした。日向2時間処理で残留する全シアンの量は,日陰5時間で残留するそれと同量であった。この日向での迅速処理は,日影での5時間処理よりもコンゴ民主共和国の地方女性にとって,受け入れられる処理であった。2つの方法は,アフリカ農村において使用し得る選択肢として提供された。存在する十分なリナマラーゼによる湿潤処理後に残留する残余シアンはアセトンシアノヒドリンであった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *カッサバ ,  粉体 ,  芋類製品 ,  シアン ,  湿潤 ,  天日乾燥 ,  *乾燥 ,  *食品加工 ,  β-グルコシダーゼ ,  脂肪族ケトン ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族ニトリル ,  ニトリル ,  ピラノシド ,  グルコシド
準シソーラス用語： リナマラーゼ ,  *食品乾燥

分類 (1件)： 澱粉  (FJ05030W)

物質索引 (3件)： アセトン ,  アセトンシアノヒドリン ,  リナマリン

タイトルに関連する用語 (4件)： サバ ,  シアン ,  含量 ,  湿潤