抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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永久磁石同期モータ(PMSM)は適用用途が拡大し,PMSMの特長である小形化を限界まで追求し,従来の線形モデルでは特性を再現できない磁気飽和領域で駆動されるモータが多く設計され,それらに適切な制御アルゴリズムを提供する必要が増えてきた。著者らは先に,8つの設定定数で磁気飽和およびdq軸間干渉を近似し,PMSMの非線形性を定量表現できる磁束の数式モデルを提案した。しかし,提案モデルは温度の変化には対応していなかった。本文では,モータ内部の温度上昇で永久磁石の残留磁束密度が低下した場合の磁界解析結果から磁束飽和モデル各定数の変化を分析し,4個の定数追加で残留磁束密度変化の対応モデルの拡張を提案しその妥当性を検証した。さらに,残留磁束密度と温度変化の線形性を仮定した温度変化対応モデルも示した。