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J-GLOBAL ID：201002289378036235   整理番号：10A0256275

リチウム含有HPFRCCを陽極システムに用いた電気化学的リハビリテーション手法に関する研究

STUDY ON ELECTROCHEMICAL REHABILITATION METHOD USING HPFRCC CONTAINING LITHIUM SALT

著者 (4件)： 上田隆雄 (徳島大 大学院ソシオテクノサイエンス研究部) ,  亀田貴文 (徳島大 大学院先端技術科学教育部) ,  前田崇雄 (タカラベルモント) ,  七澤章 (電気化学工業 青海工場 無機材研究セ)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 63  ページ： 523-529  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気化学的防食工法の陽極材をコンクリート表面に接着し,リチウム塩を含有する高性能繊維補強セメント複合材料(HPFRCC)で被覆した,RC梁のイオン濃度を測定し防食効果を検討した。防食のための通電処理は,電流密度が大きいほど陽極と鉄筋の間の電位差が上昇した。電位差の上昇によって防食効果が確認されたが,水酸化リチウムを含有するHPFRCCを用いた場合,復極が遅くなった。1A/平方米の通電では効果があったが,0.5A/平方米では効果が無かった。通電後にHPFRCC陽極層から母材コンクリートへのリチウムイオンの浸透が見られた。

シソーラス用語： *リチウム ,  複合材料 ,  *繊維強化コンクリート ,  *電気防食 ,  アノード ,  アルカリ骨材反応 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  梁 ,  イオン ,  濃度 ,  電流発生 ,  電圧 ,  水酸化リチウム ,  硝酸リチウム ,  濃度分布 ,  接着強さ
準シソーラス用語： 高靱性セメント複合材料 ,  陽極

分類 (2件)： 防食  (WB03040M) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (10件)：

• 土木学会: コンクリートライブラリー107 電気化学的防食工法設計・施工指針 (案)(2001)
• W. J. MacCoy and A. G. Caldwell: New Approach to Inhibiting Alkali-Aggregate Expansion, Journal of ACI, Vol.22, pp. 693-706(1951)
• 土木学会: コンクリートライブラリー127 複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料設計・施工指針 (案)(2007)
• 上田隆雄ほか: HPFRCCを陽極システムに用いた電気化学的リハビリテーション手法に関する研究、セメント・コンクリート論文集、No.62、pp. 500-506(2009)
• 稲岡和彦、上田隆雄、水口裕之: 配合条件が高じん性セメント複合材料の基礎的物性に与える影響、コンクリート工学年次論文集、Vol.28、No.1、pp. 287-292(2006)

タイトルに関連する用語 (7件)： リチウム ,  HPFRCC ,  陽極 ,  電気化学 ,  リハビリテーション ,  手法 ,  研究