抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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夏期の伊予灘では,灘中央部の底層において周りの海水よりも水温の低い水塊(底部冷水)が形成される。このような特徴的な海洋構造が存在するとすれば,大凡海洋生態系において主要素である栄養塩類やそれらを利用する生物の現存量・生産量・分布等に影響を及ぼすと予想される。底部冷水の生態系への影響を理解するためには,伊予灘全域を空間的・時間的に詳細に調査を行う必要がある。既報の事例から,伊予灘を横断する観測線に沿って10定点を設け,また,底部冷水が形成されそれが維持される時期には月1回,崩壊する時期には2週間に1回の観測を行った。本発表は動物プランクトンを中心とした動態について報告する。(著者抄録)