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J-GLOBAL ID：201002289646387330   整理番号：10A0894096

ヒト血清蛋白質の混合物の熱変性 DSCによる研究

Thermal denaturation of mixtures of human serum proteins

著者 (2件)： MICHNIK Anna (Univ. Silesia, Katowice, POL) ,  DRZAZGA Zofia (Univ. Silesia, Katowice, POL)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 101  号： 2  ページ： 513-518  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 示差走査熱量測定(DSC)を用いて,ヒト血液血清の主要蛋白質画分における熱変性過程について調べた。これらの過程を,水溶液(pH 6.5)及び緩衝液(pH 7.2)中のアルブミン類(非脱脂(HSA)及び脂肪酸フリー(HSAf)),α,β-グロブリン類,γ-グロブリン類,及びそれらの混合物に対して比較した。その結果,α,β-グロブリンが緩衝液中におけるγ-グロブリン類の凝集を抑制することが分かった。HSA及びHSAfの水溶液における安定性の低下を,γ-グロブリンの存在下において観測した。アルブミン類とγ-グロブリン類との混合物は,水中における凝集を準備する傾向を示した。その結果は,γ-グロブリン類とアルブリン類がいずれも,α,β-グロブリン類の安定性を著しく変えないことを明らかにした。さらに今回の結果から,γ-グロブリンも及びアルブミンもまた,α,β-グロブリンの安定性を激しく変えないことも分かった。

シソーラス用語： *熱変性 ,  ヒト ,  *血清タンパク質 ,  混合物 ,  *示差走査熱量測定 ,  水溶液 ,  アルブミン ,  グロブリン ,  凝集 ,  pH依存性 ,  熱安定性

分類 (2件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  有機物質の化学分析一般  (CC07031D)

タイトルに関連する用語 (6件)： ヒト ,  血清蛋白質 ,  混合物 ,  熱変性 ,  DSC ,  研究