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J-GLOBAL ID:201002289867489552   整理番号:10A0580841

タマネギ(Allium cepa L.)中のフルクトオリゴ糖類のLC-ELSD定量に対するアセトニトリルフリーの新規な移動相法

A new acetonitrile-free mobile phase method for LC-ELSD quantification of fructooligosaccharides in onion (Allium cepa L.)
著者 (2件):
資料名:
巻: 82  号:ページ: 118-124  発行年: 2010年06月30日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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タマネギの可溶性な非構造性炭水化物はフルクトース,グルコース,蔗糖のほかに重合度が3~19のフルクトオリゴ糖類(FOS)から構成されている。タマネギでは,一般に糖類及びFOSがアセトニトリル(ACN)を移動相とする液体クロマトグラフィーによって分離されていた。しかしながら,最近はACNの生産が世界的な景気の後退によって減少している。そこでACNを必要としないタマネギから糖類及びFOSを定量する代替法の研究を試みた。2種の移動相,すなわち第一方法はACN移動相を用いるVagen及びSlimestaad(2008)の論文,第二の方法はエタノール(EtOH)を用いる新規な方法を比較した。EtOH移動相はACN移動相に比較して全てのFOSを類似した濃度で溶出した。さらに,検出限界,定量限界及び相対標準偏差はEtOH移動相を用いた場合に全てのFOSに対して十分に及び常に低かった。EtOH移動相は個々の糖ピークを全て分離できない欠点があったが,FOSは満足に分離できた。しかしながら,アイソクラティックな水移動相に基づく従来のLC法は同一のタマネギ抽出物を用いて糖類を分離する第二の走査に利用できた。ACN移動相は便利であったが,安価で豊富なEtOHに基づく方法は現在の経済状況において妥当な代替法であり,他の新鮮な産出物タイプに応用できた。移動相溶媒のほかに,糖類及びFOS濃度に及ぼす抽出溶媒の影響を検討した。従来の文献はMeOHが優れた溶媒であると結論しているが,EtOHはタマネギから糖類の抽出に現在も広く使用されている。このために,EtOHに基づく抽出法は糖類及びFOSを抽出するMeOH法に匹敵した。MeOHに基づく抽出法はタマネギから糖類及びFOSの抽出に有効であり,高い濃度のグルコース,ケトース,ニストース及びDP5~DP8を溶出した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機物質のクロマトグラフィー,電気泳動分析一般  ,  食品の分析 
物質索引 (8件):
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