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J-GLOBAL ID：201002290056962892   整理番号：10A0469049

光応答性マラカイトグリーンロイコニトリル誘導体によってトリガーされたベシクルの形態変化と内包化化合物の放出

Morphological Changes in Vesicles and Release of an Encapsulated Compound Triggered by a Photoresponsive Malachite Green Leuconitrile Derivative

著者 (5件)： UDA Ryoko M. (Nara National Coll. of Technol., Nara, JPN) ,  HIRAISHI Eri (Nara National Coll. of Technol., Nara, JPN) ,  OHNISHI Ryo (Nara National Coll. of Technol., Nara, JPN) ,  NAKAHARA Yoshio (Wakayama Univ., Wakayam, JPN) ,  KIMURA Keiichi (Wakayama Univ., Wakayam, JPN)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 26  号： 8  ページ： 5444-5450  発行年： 2010年04月20日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脂質ベシクルの形態変化が,脂質膜に可溶化されたマラカイトグリーンロイコニトリル誘導体(MGL)の光励起によってトリガーされることを見いだした。レシチンとMGLを含むクロロホルム溶液からベシクルを作製した。MGLは脂質膜中に局在化し,MGL/脂質モル比は0~5.4×10^-5モル/Lの範囲で調整することができた。脂質膜中に可溶化されたMGLは紫外光照射によって光化学的にイオン化され両親媒性を示すが,暗条件下では親油性化合物として存在する。ベシクル形態は低温透過型電子顕微鏡,ベシクルに対するMGL添加効果は動的光散乱と蛍光共鳴エネルギー移動によりそれぞれ調べた。脂質膜中にMGLが可溶化されたベシクルを紫外光で照射すると,MGLがイオン化され,それに伴って非球状ベシクルが出現し,ベシクルの融合及び膜可溶化が起こることを示した。また,MGLの光励起でベシクルに内包された化合物が放出されることを見いだした。

シソーラス用語： *ベシクル ,  融合 ,  電子顕微鏡 ,  動的光散乱 ,  蛍光共鳴エネルギー移動 ,  *光イオン化 ,  *膜融合 ,  *レシチン ,  *脂質二分子膜 ,  低温電子顕微鏡

分類 (2件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (1件)： ロイコマラカイトグリーン

タイトルに関連する用語 (6件)： 光応答 ,  誘導体 ,  トリガー ,  ベシクル ,  内包 ,  放出