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J-GLOBAL ID：201002290461278524   整理番号：10A0244172

無機酸性化の効果に対する有機酸耐性湿地生物相の脆弱性

Vulnerability of organic acid tolerant wetland biota to the effects of inorganic acidification

著者 (2件)： MCCULLOUGH Clint D. (School of Natural Sciences, Edith Cowan Univ., 270 Joondalup Drive Joondalup, WA 6027, AUS) ,  HORWITZ Pierre (School of Natural Sciences, Edith Cowan Univ., 270 Joondalup Drive Joondalup, WA 6027, AUS)
資料名： Science of the Total Environment  (Science of the Total Environment)
巻： 408  号： 8  ページ： 1868-1877  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： C0501B  ISSN： 0048-9697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 内陸水塊はしばしば自然に酸性であるが,これらの生態系は無機酸性化に,すなわち酸性硫酸塩土(ASS)によって,前適応しているか?オーストラリア南西部の天然酸性(pH3.9,電気伝導度=74 μS cm^-1)の湿地からpH3を目的とした無機酸性化湿地水および湿地堆積物の再現を用いた管理隔離水界実験を実施した。酸性化を受けて,溶存有機炭素および窒素は下降し,またクロロフィルaは零に下がった。無機酸性化は堆積物芝土から金属を使用できるようにし,Cu,Fe,Mn,Ca,MgおよびAlの水濃度を増加させる。酸性化は珪藻類集団に対して重大な影響を及ぼさない。それにもかかわらず,放牧されている動物プランクトンの豊度と多様性が非常に減少するのが観察された。フィルタラー-コレクター分類群は増加するけれども,概して大型無脊椎動物は豊度の減少を示す。一次生産が減少すると,機能的多様性と消費者バイオマスも減る。これらの結果は,もし無機酸性化に曝されると低pH,弱く緩衝化したかつ汚れた湿地が機能する生態系に影響を与えると思われることを示唆している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *酸性化 ,  有機酸 ,  *湿地 ,  *生物相 ,  水生生物 ,  動物プランクトン ,  内陸 ,  水塊 ,  *生態系 ,  酸性土 ,  実験装置 ,  オーストラリア連邦 ,  電気伝導率 ,  有機炭素 ,  溶存成分 ,  クロロフィルa ,  珪藻類 ,  性質
準シソーラス用語： 付着生物 ,  酸性硫酸塩土 ,  *隔離水界 ,  オーストラリア ,  電気伝導度 ,  溶存有機炭素 ,  脆弱性

分類 (2件)： 水質汚濁一般  (SB02010U) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 酸性化 ,  酸耐性 ,  湿地 ,  生物相 ,  脆弱性