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J-GLOBAL ID：201002290742423892   整理番号：10A0398590

拡張現実感(AR)2 基礎2:位置合わせ技術

著者 (1件)： 植松裕子 (慶応大)
資料名： 情報処理  (IPSJ Magazine)
巻： 51  号： 4  ページ： 373-378  発行年： 2010年04月15日 
JST資料番号： G0427A  ISSN： 0447-8053  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： AR技術により,従来とは異なるバーチャルリアリティの世界を表現できるが,この表現は,カメラで撮影した現実世界の映像の上にCGなどの仮想物体を重ねることで実現した。その際,映像中の各フレームにおいて,カメラの映像上のどの位置に仮想物体を配置するかを決定する必要があるが,この問題は,ARにおける幾何学的位置あわせ問題と呼ばれている。この問題の解決には,カメラの位置と姿勢を毎フレーム取得・追跡することが必要でる。その一つの方法であるビジョンベースの位置合わせ手法を軸としたARにおける位置合わせ手法について解説した。もう一つの手法であるセンサベースの手法について,各種センサによるアプローチ,携帯電話端末を利用したアプリケーションの仕組みを紹介した。また,この2つの方法の利点を組み合わせた,ハイブリッドな手法についても解説した。

シソーラス用語： *複合現実感 ,  *レジストレーション【画像】 ,  物 ,  画像処理 ,  携帯端末 ,  バーチャルリアリティ ,  検出 ,  *拡張現実感
準シソーラス用語： *位置合わせ ,  仮想物体 ,  情報携帯端末 ,  センシング

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (9件)：

• 加藤博一. マーカー追跡に基づく拡張現実感システムとそのキャリブレーション. 日本バーチャルリアリティ学会論文誌. 1999, 4, 4, 607-616
• 吉田友祐. 半人為的幾何位置合わせマーカの研究 (第1報). 電子情報通信学会技術研究報告. 2007, 106, 470, 7-12
• 中里祐介. ウェアラブル拡張現実感のための不可視マーカと赤外線カメラを用いた位置・姿勢推定. 日本バーチャルリアリティ学会論文誌. 2005, 10, 3, 295-304
• 天目隆平. ポスタを利用した複合現実感用幾何的位置合わせ. 日本バーチャルリアリティ学会論文誌. 2009, 14, 3, 351-360
• 小野友也. 二次元フーリエ変換を利用した物体の姿勢推定. 情報処理学会研究報告. 2010-CVIM-170, 9

タイトルに関連する用語 (4件)： 拡張現実感 ,  Ar ,  基礎 ,  位置合わせ