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J-GLOBAL ID：201002290818866993   整理番号：10A0774134

「きぼう」で獲得した有人宇宙技術 第5回「きぼう」で獲得した有人信頼性管理技術

著者 (4件)： 上杉正人 (宇宙航空研究開発機構) ,  及川幸揮 (宇宙航空研究開発機構) ,  立原悟 (宇宙航空研究開発機構) ,  佐々木俊介 (有人宇宙システム)
資料名： 日本航空宇宙学会誌
巻： 58  号： 678  ページ： 225-228  発行年： 2010年07月05日 
JST資料番号： F0230A  ISSN： 0021-4663  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国際宇宙ステーションISS(lnternationa1 Space Station)では,宇宙飛行士の安全を確保するため,人工衛星やロケットより有人宇宙システム特有の高い信頼性が要求される。また,宇宙飛行士が故障機器を交換することによりシステムの信頼度を維持することが可能となり,人工衛星やロケットが行っている信頼度予測とは違った設計概念が「きぼう」では必要となる。本稿では,これらの設計及び管理技術と共にその開発結果について述べる。まず有人宇宙システム特有の信頼性管理技術の概要を示し,続いて,有人信頼性管理技術として,宇宙飛行士に対する安全を確保するため,2故障許容(2FT:2Fault Tolerance)要求について述べる。次に信頼度維持の設計として,1)故障事象の考え方,2)ランダム故障における故障率算出式,3)MTBF(Mean Time Before Failure)の扱い,4)運用時間の扱い,5)係数λT(故障率×運用期間)の扱い,6)必要な補用品の個数算出結果,に分けて述べる。最後に人為故障の除去について具体例を示し説明している。

シソーラス用語： *信頼性 ,  *宇宙飛行士 ,  *故障率 ,  MTBF ,  *宇宙ステーション ,  施設
準シソーラス用語： きぼう ,  管理技術 ,  国際宇宙ステーション ,  日本実験棟

分類 (2件)： 信頼性  (KB04040H) ,  宇宙飛行体  (QK08000Y)

引用文献 (5件)：

• 1 NASA: Segment Specification for the Japanese Experiment Module, SSP41165L, 2009.
• 2 酒井純一,今井雪雄,吉田秀一:国際宇宙ステーション日本実験モジュール「きぼう」の全貌,宇宙ステーション特有の設計 (4)フライトソフトウェア設計, 日本航空宇宙学会誌, 51 (2003), pp. 118-125.
• 3 塩見弘:トラブルフリーをめざす信頼性・保全性の考え方と進め方,技術評論社,東京, 1980.
• 4 JAXA: 宇宙ステーション取付型実験モジュール(JEM) 安全・開発保証要求書, NASDA-ESPC-1088D, 1995.
• 5 NASA: International Space Station Flight Crew Integration Standard (NASA-STD-3000/T), SSP50005D, 2004.

タイトルに関連する用語 (4件)： きぼう ,  獲得 ,  宇宙 ,  信頼性管理