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J-GLOBAL ID：201002290848799239   整理番号：10A1386176

水含有量が異なるフッ化アンモニウム-エチレングリコール電解質中の鉄におけるナノ多孔性陽極皮膜の定電流成長

Galvanostatic Growth of Nanoporous Anodic Films on Iron in Ammonium Fluoride-Ethylene Glycol Electrolytes with Different Water Contents

著者 (5件)： HABAZAKI Hiroki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KONNO Yoshiki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  AOKI Yoshitaka (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SKELDON Peter (Univ. Manchester, Manchester, GBR) ,  THOMPSON George E. (Univ. Manchester, Manchester, GBR)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 44  ページ： 18853-18859  発行年： 2010年11月11日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フッ化アンモニウムと水を含むエチレングリコール中で鉄表面に陽極酸化膜を形成させた。この酸化膜はナノ多孔性であった。定電流条件下における膜の成長速度と電解質溶液中の水濃度との関係を調べた。また,膜形成電圧の経時変化に対する水濃度の影響も調べた。バルク鉄と酸化膜との間に存在するバリア層の厚さと電極電圧の関係から酸化膜の成長機構を考察した。酸化膜は含フッ素化学種を含んでおり,特に水が所定濃度以下の場合には鉄/酸化膜界面へのフッ素化学種の濃化が観察された。濃化の程度は電解質溶液中の水濃度,すなわち酸化膜形成速度に依存した。これは,バリア層内におけるF^-とO₂^-の移動速度の違いによるものと考察した。

シソーラス用語： *フッ化アンモニウム ,  *多孔性 ,  *鉄 ,  *酸化膜 ,  *含水量 ,  *電解質溶液 ,  薄膜成長 ,  濃度依存性 ,  イオン輸送 ,  X線光電子スペクトル ,  走査電子顕微鏡 ,  脂肪族アルコール ,  ジオール ,  陽極酸化皮膜
準シソーラス用語： *ナノ多孔性 ,  *陽極皮膜

分類 (1件)： 酸化物薄膜  (BK14050P)

物質索引 (1件)： エチレングリコール

タイトルに関連する用語 (8件)： 水含有量 ,  フッ化アンモニウム ,  エチレングリコール ,  電解質 ,  鉄 ,  ナノ多孔性 ,  陽極皮膜 ,  成長