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J-GLOBAL ID：201002291913369570   整理番号：10A1546228

シアノバクテリア菌体外多糖類のランタン吸着によるゲル化挙動

Gelation Behavior by the Lanthanoid Adsorption of the Cyanobacterial Extracellular Polysaccharide

著者 (9件)： OKAJIMA Maiko K. (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  HIGASHI Toshimitsu (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  ASAKAWA Ryuya (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  MITSUMATA Tetsu (Yamagata Univ., Yonezawa, JPN) ,  KANEKO Daisaku (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  KANEKO Tatsuo (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  OGAWA Tetsuya (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KURATA Hiroki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ISODA Seiji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Biomacromolecules  (Biomacromolecules)
巻： 11  号： 11  ページ： 3172-3177  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： W1325A  ISSN： 1525-7797  CODEN： BOMAF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 藍藻類Aphanothece sacrumから抽出した菌体外多糖類(サクラン)のランタンイオン吸着挙動を調べた。cryo-TEM観察により,サクランがNd³⁺3価イオンにより架橋して水含有繊維状ナノ構造ネットワークを形成することを示した。さらに,電気伝導率滴定結果からサクランがNd³⁺3価イオンを理論イオン吸着に相当する3:1比で吸着して,アルギン酸より高い効率で吸着することを示した。サクランが各種金属イオン吸着により強靭なゲルを形成する臨界ゲル化濃度(C_g)を測定した。三価金属イオンのC_gは二価金属イオンの場合より低くなった。ランタンイオンのC_gは特に低く,10^-3~10^-4Mの範囲で4元素番号毎に周期的に変化した。それらの結果は,Aphanothece sacrumの細胞外マトリックスが金属イオン吸着によりゼリー状マトリックスを強化する金属イオン架橋繊維状ナノ構造ネットワークを形成することを示唆した。

シソーラス用語： *多糖類 ,  糖硫酸 ,  クロオコックス目 ,  細胞外マトリックス ,  金属イオン ,  吸着 ,  高分子吸着剤 ,  ネットワーク構造 ,  多価イオン ,  自己組織化 ,  *ネオジム化合物 ,  希土類元素化合物 ,  有用物質回収 ,  架橋【高分子】 ,  生体高分子 ,  ヒドロゲル ,  ランタン
準シソーラス用語： Aphanothece sacrum ,  サクラン ,  *ネオジムイオン ,  菌体外高分子物質 ,  *菌体外多糖類

分類 (3件)： 生物学的機能  (EB06020T) ,  微生物の生化学  (EG03020N) ,  資源回収利用  (SC05060V)

タイトルに関連する用語 (6件)： シアノバクテリア ,  菌体外多糖類 ,  ランタン ,  吸着 ,  ゲル化 ,  挙動