文献

J-GLOBAL ID：201002292183617366   整理番号：10A0578413

強震動評価のための全国深部地盤構造モデル作成手法の検討

著者 (14件)： 藤原広行 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  河合伸一 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  青井真 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  森川信之 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  先名重樹 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  工藤暢章 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  大井昌弘 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  HAO Ken Xian-Sheng (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  早川譲 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  遠山信彦 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  松山尚典 (応用地質) ,  岩本鋼司 (応用地質) ,  鈴木晴彦 (応用地質) ,  LIU Ying (防災科学技術研 防災システム研究セ)
資料名： 防災科学技術研究所研究資料  (Technical Note of the National Research Institute for Earth Science and Disaster Resilience)
号： 337  ページ： 265P  発行年： 2009年12月21日 
JST資料番号： S0552A  ISSN： 0917-057X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 防災科学技術研究所では,地震調査研究推進本部地震調査委員会が進めてきた「全国地震動予測地図」の作成に資するため,地震動予測・地震ハザード評価手法の高度化に関する研究を実施し,その一環として,強震動評価の精度向上を目的とした,地下構造のモデル化に関する検討を実施してきた。強震動評価のための地下構造モデリングにおいては,上部マントルから地震基盤までの地殻構造,地震基盤から工学的基盤までの深部地盤構造,工学的基盤から地表までの浅部地盤構造に分けてモデル化されることが多い。本研究では,特に,深部地盤構造のモデル化に焦点を絞り,全国的な深部地盤速度構造モデルを作成することにより,「全国地震動予測地図」において評価の対象となった主要活断層帯で発生する地震による強震動の評価を,全国一律の基準に基づいてハイブリッド法により計算可能とすることを目標とした。本研究では,このために必要となる深部地盤モデル作成に向けての考え方を整理し,各種データの収集に基づき初期モデルを作成した後,それらモデルを強震動評価で使用可能な品質に仕上げるため,モデルの高精度化のための検討を実施した。(著者抄録)

シソーラス用語： *評価 ,  地震動 ,  *深部構造 ,  解析モデル ,  地図作成 ,  地盤 ,  改良 ,  地図 ,  振動スペクトル ,  日本 ,  モデリング
準シソーラス用語： H/Vスペクトル ,  ハザードマップ ,  ハザードマップ作成 ,  強震動 ,  *強震動評価 ,  工学的基盤 ,  高精度化 ,  *深部地盤構造 ,  全国地震動予測地図 ,  地震基盤 ,  地盤モデル

分類 (2件)： 地殻・上部マントルの構造・組成  (DC03090Z) ,  土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (45件)：

• 藤本一雄・翠川三郎 (2006): 近接観測点ペアの強震観測記録に基づく地盤増幅度と地盤の平均S波速度の関係, 日本地震工学会論文集, Vol.6, No.1, pp. 11-22,
• 藤原広行 (2008):「統合化地下構造データベースの構築」の全体計画, 第3回シンポジウム「統合化地下構造データベースの構築」予稿集.
• 地震調査研究推進本部地震調査委員会 (2009):「全国地震動予測地図」.
• 松岡昌志・翠川三郎 (1994): 国土数値情報とサイスミックマイクロゾーニング, 第22回地盤震動シンポジウム, 日本建築学会.
• 松岡昌志・若松加寿江・藤本一雄・翠川三郎 (2005): 日本全国地形・地盤分類メッシュマップを利用した地盤の平均S波速度分布の推定, 土木学会論文集, No.794/1-72, 239-251.

タイトルに関連する用語 (4件)： 強震動評価 ,  深部地盤構造 ,  モデル作成 ,  手法