抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道総研における運転曲線図作成に関する研究開発の歴史について述べた。1)1957年国鉄の鉄道技術研究所において,アナログコンピュータによる運転曲線の作成を行ったが,担当者の判断及び運転操作を伴っていたので計算精度の向上に限界があった。これと並行してデジタルコンピュータを使用した研究も開始した。2)1971年には汎用大型コンピュータFACOM230の導入により,人手を介さない運転曲線図の作成を実現した。3)1975年にはATCを使用した新幹線版の開発を行い,2000年にはWindowsNT上で動作するPC版を開発した。現在の処理速度は100kmの区間であっても瞬時(1秒以内で)に計算ができるレベルとなった。4)また運転曲線図により列車走行時の運転方法が分かるので,ハイブリッド車両や気動車における燃料消費量や排ガスを計算するためのシミュレータとしての利用も進めている。