文献

J-GLOBAL ID：201002293441280904   整理番号：10A0713920

可動式ヘッドアップディスプレイによる机上作業の対話的支援

Table-top Interactive Visual Guide System for Learning Manual Work

著者 (5件)： 安室喜弘 (関西大 環境都市工) ,  吉村康弘 (奈良先端科学技術大学院大) ,  井村誠孝 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  眞鍋佳嗣 (奈良先端科学技術大学院大) ,  千原國宏 (奈良先端科学技術大学院大)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan)
巻： 15  号： 2  ページ： 183-189  発行年： 2010年06月30日 
JST資料番号： L3202A  ISSN： 1344-011X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 工業製品の生産現場で広く導入されているセル生産方式では効率的な情報伝達や,作業者自らが能動的かつ系統的に作業内容やノウハウを得られる仕組みが求められている。本論文では,1)セル生産現場との親和性があること,2)対話的なインタフェイスを有すること,3)作業状況と指示内容とが容易に比較できることを条件とする対話的な机上作業支援システムを試作した。具体的には,光学シースルーの固定型情報提示HUD(Head-Up Display)を可動式にし,架台全体を投影できるプロジェクタ及び広角カメラを作業者頭上に設置した。前記投影型ディスプレイとビジョンセンサとの組合せにより,任意に動かされるディスプレイの位置姿勢を捕捉する。また,半透過型ディスプレイの背面から近赤外カメラによって指の接触位置を捉え,ディスプレイ上での接触検知を実現した。試作システムを用いて実験を行い,指先位置検出精度及びインタフェイス機能を評価した。さらに,被験者による作業実験で紙面に印刷されたマニュアルや,モニタによる教示映像を用いた場合の情報教示との比較を行い,本システムが3)の同時視認性を向上させ,作業負担を軽減できる可能性を確かめた。

シソーラス用語： *ヘッドアップディスプレイ ,  *生産システム ,  *会話型処理 ,  *ユーザインタフェイス ,  *投影法【図法】 ,  イメージセンサ ,  手指 ,  位置決め ,  精度 ,  性能 ,  作業負荷 ,  視認性
準シソーラス用語： *セル生産 ,  ビジョンセンサ

分類 (4件)： 表示機器  (NC06030Q) ,  生産形態  (KB03020E) ,  人間機械系  (IB03000G) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (18件)：

• デジタル屋台. http://www.omron-ayabe.jp/yataihoushiki/
• Boeing Inc. Augmented reality. http://www.boeing.com/defense-space/support/training/instruct/augmented.htm
• 小河謙二. ウエアラブルPCを用いた保全用情報端末システム. 日立造船技法. 2003, 63, 3
• DAVISON, Andrew J. Real-Time Localisation and Mapping with Wearable Active Vision. Proc IEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality, 2003. 2003, 18-27
• REKIMOTO, Jun. Augmented Surfaces : A Spatially Continuous Workspace for Hybrid Computing Environments. Proceedings of CHI'99. 1999, 378-385

タイトルに関連する用語 (4件)： 可動式 ,  ヘッドアップディスプレイ ,  対話 ,  支援