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J-GLOBAL ID:201002293852674822   整理番号:10A0470711

培養液から小穂へのカドミウムのトレーシング:無傷のイネにおけるカドミウムの吸収および輸送蓄積の非侵襲的イメージングおよび定量的特性解析

Tracing Cadmium from Culture to Spikelet: Noninvasive Imaging and Quantitative Characterization of Absorption, Transport, and Accumulation of Cadmium in an Intact Rice Plant
著者 (7件):
資料名:
巻: 152  号:ページ: 1796-1806  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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耕作地のカドミウム(Cd)が植物に蓄積することは摂取した人体への影響を考えると重要である。本研究ではCdの植物内での動態を明らかにするために,陽電子を放出する107Cd(半減期6.5時間)トレーサーを水耕培地に投与し,栄養生長期および登熟期の無傷のイネ(Oryza sativa ’Nipponbare’)におけるCd分布の連続イメージを非侵襲的に4分ごとに36時間に渡って取得し,Cdの吸収および短時間での転流について定量的な検討を加えた。検査した0.05から100 nMの範囲では培地中のCd濃度に比例して,根からのCdの吸収率は増加することが見出された。根における培地から道管への径方向輸送は10分以内に完了すると見積もられた。さらに,Cdのシュートでの移動は栄養生長期および登熟期のどちらでも一時間あたり数センチメートルであり,道管の流速と比べると明らかに遅いものであることが示唆された。Cdは投与後7時間で幼穂に到達し,その後は一定の割合で蓄積することが明らかとなった。節は最もCdが蓄積している部位であり,栄養生長期では基部節から根冠へのCd輸送が観察されることが示された。本研究から,道管から師管への移動が起こっている場所であり,登熟期におけるCdの土壌から種子への移動において重要な役割を果たしていることが示唆された。
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分類 (2件):
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稲作  ,  植物栄養 
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