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J-GLOBAL ID：201002294345050589   整理番号：10A0282203

宿主シロアリによるsiRNA摂食を利用したシロアリ共生原生生物に対するRNA干渉

著者 (7件)： 板倉修司 (近畿大 農) ,  濱隼貴 (近畿大 農) ,  伊東孝 (近畿大 農) ,  村山聡 (近畿大 農) ,  鎌田康孝 (近畿大 農) ,  田中裕美 (近畿大 農) ,  榎章郎 (近畿大 農)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 60th  ページ： ROMBUNNO.N18-0930  発行年： 2010年 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原生生物を標的としたsiRNAを添加したろ紙を宿主シロアリに摂食させた。シロアリ後腸内で,siRNA添加ろ紙はエンドサイトーシスにより原生生物内に取り込まれ,siRNAとして機能すると推測される。イエシロアリでは3種類の原生生物P.grassii,H.mirabile,S.leidyiのセルラーゼ(PgEG,HmEG,SlEG)を,ヤマトシロアリでは原生生物由来GHF5と7セルラーゼと共生生物由来GHF45セルラーゼ(RsGHF5,RsGHF7,RsGHF45)を標的として,各々21塩基長のsiRNAを設計・合成した。イエシロアリにPgEG,HmEG siRNAを与えた場合,数日間で原生生物の破裂が観察された。SlEG siRNAでは原生生物の破裂は観察されなかった。ヤマトシロアリにRsGHF5,RsGHF7,RsGHF45siRNAを与えても原生生物の破裂は観察されなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 害虫防除 ,  *シロアリ ,  siRNA ,  *RNA干渉 ,  生物
準シソーラス用語： 害虫駆除 ,  共生生物 ,  原生生物

分類 (1件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (7件)： 宿主 ,  シロアリ ,  siRNA ,  摂食 ,  共生 ,  原生生物 ,  RNA干渉