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J-GLOBAL ID：201002294530941228   整理番号：10A0432811

古細菌でtRNAのアンチコドンにあるアグマチン結合シチジンはAUAの解読に必須である

Agmatine-conjugated cytidine in a tRNA anticodon is essential for AUA decoding in archaea

著者 (10件)： IKEUCHI Yoshiho (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KIMURA Satoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NUMATA Tomoyuki (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol.(AIST), Ibaraki, JPN) ,  NUMATA Tomoyuki (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  NAKAMURA Daigo (Gifu Univ., Gifu, JPN) ,  YOKOGAWA Takashi (Gifu Univ., Gifu, JPN) ,  OGATA Toshihiko (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  WADA Takeshi (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  SUZUKI Takeo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SUZUKI Tsutomu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Nature Chemical Biology  (Nature Chemical Biology)
巻： 6  号： 4  ページ： 277-282  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： W2213A  ISSN： 1552-4450  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コドンAUAを解読するtRNA^Ileのアンチコドンは,一文字目で修飾されていることが真核生物と真正細菌で知られているが,古細菌では未知なので解析した。古細菌tRNA^Ileで,その位置にポリアミンの結合した塩基の2-アグマチニルシチジン(agm²C,アグマチジン)を同定した。アグマチンとATPの存在下でagm²Cを合成するtRNA^Ile-agm²Cシンテターゼ(TiaS)も同定した。真正細菌で対応するリシジン修飾塩基の合成用のtRNA^Ile-リシジンシンテターゼ(TilS)にTiaSは似ていなかったので,起源の異なる系が収斂進化した結果の相似であると推定された。

シソーラス用語： tRNA ,  *アンチコドン ,  質量分析 ,  *古細菌 ,  アミノ酸配列 ,  部位特異的変異誘発 ,  ヌクレオチド配列 ,  *塩基 ,  生物進化 ,  脂肪族アミン ,  第一アミン
準シソーラス用語： Archaeoglobus fulgidus ,  イソロイシルtRNA ,  収斂進化 ,  *修飾塩基

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (2件)： アグマチン ,  2-アグマチニルシチジン

タイトルに関連する用語 (6件)： 古細菌 ,  tRNA ,  アンチコドン ,  アグマチン ,  シチジン ,  解読