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J-GLOBAL ID:201002294585549319   整理番号:10A0166084

熱変性アルブミン被覆リポソームの血しょう中での安定性の増大と細胞取込の増強

Increased stability in plasma and enhanced cellular uptake of thermally denatured albumin-coated liposomes
著者 (9件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 434-440  発行年: 2010年04月01日 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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リポソームは,薬物担体の1つとして使用できるナノスケールベシクルである。しかしながら,リポソームはその急速なオプソニン作用によって悩まされ,これによって血流中での循環時間を短縮化されている。この研究では,ウシ血清アルブミン(BSA)の等電点(pI)よりも高いpHでのカチオンリポソームとアニオン帯電したBSA分子間の静電相互作用を用いて,表面がBSAで改質されたカチオン帯電したリポソームを調製した。BSA被覆リポソーム(BLs)は,100°CでのBLの熱処理によって変性された。熱変性されたBSA被覆リポソーム(DBLs)は109±1nmの平均粒子直径を有した。いわゆる遠隔装填法を用いることによって,モデル薬剤,ドキソルビシン(DOX)のリポソーム中でのカプセル化が行われ,リポソーム中でのDOXの装填効率は約90%であった。DBL800はDoxilに比べて血しょう中でより高い安定性を示した。フローサイトメトリーおよび共焦点顕微鏡法によよって評価された細胞内取込の結果は,DoxilよりもDBL800のより高い細胞内取込を示した。その結果として,表面が変性蛋白質で錯化されたDBLは,プラスマ中での安定性の増大および抗癌剤の増強細胞取込効率のためのドラッグデリバリー担体として適用可能であった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞膜の輸送  ,  薬物の物理化学的性質 
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