文献

J-GLOBAL ID：201002294954553015   整理番号：10A0710630

鉄蒸気と放射電力分布に対するアークのパルス周波数への依存性

Dependence on Pulse Frequency of Arc for Iron Vapour and Radiation Power Distribution

著者 (6件)： SAKAI Tadashi (Tokyo City Univ.) ,  MORI Yusuke (Tokyo City Univ.) ,  IWAO Toru (Tokyo City Univ.) ,  TASHIRO Shinichi (Osaka Univ.) ,  TANAKA Manabu (Osaka Univ.) ,  YUMOTO Motoshige (Tokyo City Univ.)
資料名： 電気学会放電研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： ED-10  号： 34-47.49-59  ページ： 95-100  発行年： 2010年06月28日 
JST資料番号： Z0911A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 安定性改善,溶接速度,および入熱制御のためにパルスTIG溶接が使用されてきた。しかし,パルスアークの温度および放射電力については明確になっていない。そのうえ,溶接中に混入する金属蒸気がアーク特性に影響を与え,とりわけ放射電力が増大するとその影響は大きくなる。この場合,パルスTIG溶接における金属蒸気は分布が変化する。その影響は,時間の関数として変化する。この論文で説明されるように,異なるパルス周波数下における金属蒸気と放射電力との関係は,パルス電流のFe蒸気分布について計算することにより分析される。その結果は,Fe蒸気がピーク電流期間中に高速アーク流により輸送されることを示している。ベース電流期間中に,低密度領域は拡散により広がる。Fe蒸気分布の変遷はパルス電流に従わない。したがって,Fe蒸気と放射電力密度分布のそれぞれの遷移は,上下の周波数の間で異なる。低周波数の場合には,Fe蒸気濃度と放射電力は陽極の近くで高くなる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *TIG溶接 ,  *周波数依存性 ,  金属蒸気 ,  鉄 ,  *電流 ,  放射電力 ,  密度分布
準シソーラス用語： *パルス電流

分類 (1件)： 溶接技術  (WC07030G)

引用文献 (6件)：

• J. Menart,“ Numerical study of free-burning argon arc with copper contamination from the anode,” Plasma Chemistry & Plasma Processing, 19-2, pp. 153-170(1999)
• Y.Hirata,“Pulsed Arc Welding, review journals of Japan Welding Society”, Vol.71, No.5, pp. 115-130(2002)
• Suhas V. Patankar,“Numerical Heat Transfer and Fluid Flow”, Hemisphere Publishing Corporation (1980)
• FUJII Hidetoshi, NOGI Kiyoshi,“Effect of Four Driving Forces (Plasma Stream, Electromagnetic Force, Surface Tension and Buoyancy) on Convection in Molten Pool”, J. Plasma Fusion Res. Vol.83, No.2, pp. 157-160(2007)
• J. Hua, H. L. Tsaib,“Effects of current on droplet generation and arc plasma in gas metal arc welding”, JOURNAL OF APPLIED PHYSICS 100, 053304-1-0054404-12,(2006)

タイトルに関連する用語 (7件)： 鉄 ,  蒸気 ,  放射電力 ,  分布 ,  アーク ,  パルス周波数 ,  依存性