抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本講座の第1回目は,低炭素社会をめざしたメタンの高度利用に対する我々の取り組みの概要を紹介した。本取り組みの主な柱は,1)エネルギー変換,2)物質転換,3)システム安全および4)エネルギー政策・国際連携である。第2回目以後は特に読者の関心が高いと思われるエネルギー変換部門の主要な開発項目に関して解説を行う。エネルギー変換部門では,メタンをエネルギー資源としてとらえ,より効率高く電力に変換することによって低炭素社会の実現をめざす。基本的にはメタン燃焼による熱エネルギーを利用するので,熱力学的な拘束を受けるため,できるだけ高温域から利用して,温度の低下に従ってそれぞれの温度域で最適と考えられる発電システムをカスケードにつなぎ,プラント全体の発電効率を高くする方針である。今回は最も高温度域で動作するMHD発電についての解説を行う。このMHD発電は核融合炉との組み合わせも検討されており,興味を持っていただければ幸いである。なお,第3回,第4回はそれぞれマイクロガスタービン,メタン直接利用燃料電池に関する解説を予定している。(著者抄録)