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J-GLOBAL ID：201002295465203970   整理番号：10A1607559

森林生態系における炭素循環の観測的研究とそのアジアへの展開

著者 (1件)： 三枝信子 (環境研 地球環境研究セ)
資料名： 天気
巻： 57  号： 11  ページ： 819-833  発行年： 2010年11月30日 
JST資料番号： F0064A  ISSN： 0546-0921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1)陸上生態系と大気間の相互作用を1日の単位及び1年の単位で記述し,伐採や火災などの擾乱を受けた場合の数十年単位の相互作用も経時変化的に説明した。2)森林生態系におけるCO₂収支の観測法を以前から行われてきた毎木調査の他に,微気象学理論に基づく傾度法,渦相関法,簡易渦集積法について記述した。3)上記の微気象学的方法によるCO₂フラックス観測の歴史を日本と外国に分けて提示した。4)上記の渦相関法によるCO₂フラックスの測定法と計算法を計測装置を含めて詳細に説明した。5)CO₂フラックスから純生態系一次生産,純一次生産及び生態系呼吸を求める方法を述べた。6)大陸規模における生態系変動検出を,特にアジア各地の森林炭素収支の空間分布と気象偏差に対する東アジアの森林の応答の観点から,論じた。最後に,今後の課題として観測網,観測項目,観測データに関する提案を行った。

シソーラス用語： 森林 ,  *生態系 ,  *炭素循環 ,  二酸化炭素 ,  大気 ,  相互作用 ,  微気象 ,  アジア ,  方法論 ,  物質流束 ,  計測
準シソーラス用語： *森林生態系 ,  二酸化炭素フラックス ,  渦相関法

分類 (2件)： 生態系  (EE01040P) ,  地球化学一般  (DD01010E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 森林生態系 ,  炭素循環 ,  観測 ,  研究 ,  アジア ,  展開