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J-GLOBAL ID：201002295658447265   整理番号：10A0456041

生物膜(バイオフィルム)研究の最前線 バイオフィルム研究における基盤技術の開発

著者 (2件)： 金原和秀 (静岡大 工) ,  公文裕巳 (日本学術振興会 学術システム研究セ)
資料名： 水環境学会誌  (Journal of Japan Society on Water Environment)
巻： 33(A)  号： 4  ページ： 100-105  発行年： 2010年04月10日 
JST資料番号： Z0777A  ISSN： 0916-8958  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオフィルム形成阻害剤を効率的にスクリーニングできるマイクロデバイスを開発した。薬剤浸透タイプと薬剤混合タイプの2種類の構造デバイスを作成した。薬剤浸透タイプは,バイオフィルム形成系と薬剤供給系が異なる二重構造となるようにし,流路とバイオフィルム形成ピットの形状設計を工夫した。薬剤混合タイプは,バイオフィルム形成チャネルに勾配をつけ,流速変化によるバイオフィルム形成変動を観察できる構造とした。いずれも量産可能な構造と構成であり,部品に互換性があるため,使用者独自のシステムを組むことができる。このマイクロデバイスを用いれば,バイオフィルムの形成と薬剤の影響評価が可能となり,バイオフィルム感染症を対象とする医療開発に利用することができる。

シソーラス用語： *生物膜 ,  *環境 ,  スクリーニング ,  固体素子 ,  共焦点レーザ顕微鏡 ,  薬物
準シソーラス用語： *バイオフィルム ,  バイオフィルム形成 ,  マイクロデバイス ,  細菌性バイオフィルム ,  *水環境 ,  阻害剤 ,  地下水環境

分類 (2件)： 下水,廃水の物理的処理  (SC03040L) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

引用文献 (29件)：

• 日本微生物生態学会バイオフィルム研究部会. バイオフィルム入門. 2005
• GHANNOUM, M. ed. Microbial Biofilms. 2004
• SHROUT, J. D. The impact of quorum sensing and swarming motility on Pseudomonas aeruginosa biofilm formation is nutritionally conditional. Mol. Microbiol. 2006, 62, 5, 1264-1277
• THOMAS, V. C. A fratricidal mechanism is responsible for eDNA release and contributes to biofilm development of Enterococcus faecalis. Mol. Microbiol. 2009, 72, 4, 1022-1036
• AHMER, B. M. M. Cell-to-cell signalling in Escherichia coli and Salmonella enterica. Mol. Microbiol. 2004, 52, 4, 933-945

タイトルに関連する用語 (5件)： 生物膜 ,  バイオフィルム ,  研究 ,  基盤技術 ,  開発