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J-GLOBAL ID：201002295924155879   整理番号：10A0003241

弾性波によるPCグラウト充填評価手法への電磁パルス法の適用に関する基礎研究

著者 (5件)： 角田蛍 (大阪大 大学院工学研究科) ,  鎌田敏郎 (大阪大 大学院工学研究科) ,  内田慎哉 (大阪大 大学院工学研究科) ,  宗像晃太郎 (大阪大 大学院工学研究科) ,  稲熊唯史 (ジェイアール東海コンサルタンツ)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 9  ページ： 39-44  発行年： 2009年10月30日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プレストレストコンクリート(PC)緊張材へのグラウトの充填の良否を評価する方法に関する研究を行った。供試体を用いた実験において,PC鋼棒端部およびシース直上のコンクリート表面にセンサを設置した状態で,コンクリート表面側から非接触で電磁パルスを与えた場合にセンサで受振される弾性波の挙動に着目し,鋼製シース内部のグラウト充填状況を電磁パルスで非破壊的に把握することを試みた。結果,コンクリートに埋設された鋼製シースとPC鋼棒に電磁力を与えた場合,前者による電磁遮蔽でPC鋼棒は殆んど振動せず,加振される磁性体は前者と考えられる,グラウトが未充填の場合,PC鋼棒端部は殆んど振動しないが,充填されているとグラウトを介して弾性波が受振され,両者の違いからグラウト充填状況を検出できる可能性がある,コンクリート表面で受振した場合,グラウト未充填では鋼製シースが拘束されないため,受振波の最大振幅は充填の場合より大きくなるので,これによっても充填状況を検出できる可能性がある,等が明らかになった。

シソーラス用語： *プレストレストコンクリート構造 ,  緊張材 ,  *グラウト ,  充填 ,  *非破壊検査 ,  *電磁パルス ,  ケーブルシース ,  振動 ,  模型試験
準シソーラス用語： PC鋼線

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (3件)：

• 鎌田敏郎, 淺野雅則, 川嶋雅道, 内田慎哉, 六郷恵哲: 弾性波によるPCグラウト充填評価手法の実構造物への適用, 土木学会論文集E, Vol.62, No.3, pp. 569-586, 2006
• 森和也, 鳥越一平, 畑中俊治: 磁力共鳴法によるグラウト未充填の検出, コンクリート工学年次論文集, Vol.27, No.1, pp. 1783-1788, 2005
• J. David Jackson, 西田 稔訳: ジャクソン電磁気学 (上) 吉岡書店, pp282-284, 2002

タイトルに関連する用語 (6件)： 弾性波 ,  PCグラウト ,  評価手法 ,  電磁パルス ,  基礎 ,  研究