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J-GLOBAL ID:201002296523066799   整理番号:10A0770689

ミャンマーサイクロンNargis及び関連高潮のシミュレーション II:アンサンブル予測

Numerical Simulation of Myanmar Cyclone Nargis and the Associated Storm Surge Part II: Ensemble Prediction
著者 (4件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 547-570 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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JMA高分解能全球解析と予報を初期値と境界値に使って,JMA週間アンサンブル予報からの摂動を初期値と境界値の摂動に使うメソ規模アンサンブル予報系を開発し,標題サイクロンの数値シミュレーションに適用した。水平分解能10kmのJMA/NHMを使って,この系はNargisの発達とミャンマー南西部の高潮を適切なアンサンブル広がりで再現した。初期と境界摂動によるアンサンブル予測では中心の予測位置は主軸が東北東向きの楕円域内に分布し,経路予報誤差が移動方向に増加する傾向を示唆した。アンサンブル平均の最低気圧位置は基準ランよりベストトラックに近く,解析に対するrms誤差は全予報変数の基準ランより小であった。しかし,アンサンブル広がりは予報期間の後半で減少傾向にあって,中心は側方境界摂動無しの経路予報誤差に比して,充分分散しなかった。側方境界摂動を初期摂動に加えて実行すると,中心の分散と中心気圧の広がりは50%増加した。アンサンブル平均最低気圧の位置は西にシフトして経路誤差を低減させた。アンサンブル平均のrms誤差は境界摂動無しのアンサンブル予測より小さくなった。高潮のアンサンブル予報をPOMを使って行った。JMAの全球EPSからの地表風と海面気圧を入力すると最大高潮は0.6m以下であった。NHMによるメソ規模アンサンブルで駆動したPOMシミュレーションは4mの高潮を予測したが,ピークの時間は33~56時間と広く分散した。アンサンブル平均をPOMに入力すると,rms誤差に関してアンサンブル平均の正確度は良かったが,最大高潮は1.5mであった。この結果からメソ規模アンサンブル予測を災害防止に適用する場合には,アンサンブル平均よりもシナリオがより重要である事を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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大規模擾乱,台風,大気重力波 
引用文献 (25件):
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