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J-GLOBAL ID：201002297326523629   整理番号：10A0925871

予測MOSの平たん化に基づく符号化画質の改善法

著者 (1件)： 吉田俊之 (福井大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J93-D  号： 9  ページ： 1634-1637  発行年： 2010年09月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,動画像のシーンを対象として時空間のMOS予測値を最大化する符号化法を提案してきたが,CBR符号化のもとでは最大化後のMOSがシーン間で変動する問題が残されていた。本論文では,大容量バッファを利用してMOS予測値を平たん化する手法を提案し,H.264符号化器に適用して有効性の検証を行う。バッファ量が十分であれば,同等の最低MOSを実現するためのビットレートは,平たん化なしの場合に比べて50%程度に削減可能との結果を得た。(著者抄録)

シソーラス用語： *画像符号化 ,  *画質 ,  国際規格 ,  主観評価
準シソーラス用語： *動画像符号化 ,  H.264 ,  主観評価値 ,  平坦化

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (9件)：

• 稲積泰宏, 吉田俊之, 酒井善則, 堀田裕弘, “ビットレート制限下における動画像通信のための最適フレームレート推定,”信学論 (B), vol. J85-B, no.7, pp. 1130-1142, July 2002.
• 宮田高道, 吉田俊之, “SNRに基づく動画像の主観画質推定,”信学論 (A), vol. J88-A, no.11, pp. 1292-1296, Nov.2005.
• 山田將評, H.264符号化器における平均ビット量--MOSの関係の予測に関する研究, 福井大学工学部学士論文, March 2009.
• 吉田俊之, 出蔵正樹, “動画像に対する適応的フレーム間隔制御とその主観画質の予測,”画電誌, vol.35, no.5, pp. 497-508, Sept.2006.
• 吉田俊之, 山形純一, 田中伸一, “主観評価値の最大化に基づく動画像の時空間レート制御とその符号化への応用,”映情学誌, vol.62, no.11, pp. 1785-1793, Nov, 2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： 予測 ,  MOS ,  平たん化 ,  符号化 ,  画質