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J-GLOBAL ID：201002298361626500   整理番号：10A1622892

Rab5-Vps9系内で,グアニンヌクレオチドのGDP-結合およびヌクレオチドフリー中間体は交換する

GDP-bound and Nucleotide-free Intermediates of the Guanine Nucleotide Exchange in the Rab5 Vps9 System

著者 (9件)： UEJIMA Tamami (High Energy Accelerator Res. Organization, Ibaraki, JPN) ,  IHARA Kentaro (High Energy Accelerator Res. Organization, Ibaraki, JPN) ,  GOH Tatsuaki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ITO Emi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SUNADA Mariko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  UEDA Takashi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NAKANO Akihiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NAKANO Akihiko (RIKEN, Saitama, JPN) ,  WAKATSUKI Soichi (High Energy Accelerator Res. Organization, Ibaraki, JPN)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 47  ページ： 36689-36697  発行年： 2010年11月19日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真核細胞中のGEFのGDPとGTPとの交換によるGTPアーゼ活性化の初期経路機構解明のため,GTPアーゼRab5の植物ホモログであるシロイヌナズナARA7のGEF(Vps9)との複合体構造を,GDP非結合型及び結合型,アミノホスホン酸-グアニル酸エステルとの複合体などの結晶構造より考察した。ARA7との複合体の形成により,Vps9はARA7のインタースイッチ領域に割り込み,Mg²⁺の配位を阻害し,GDP結合の安定性を低下させた。Vps9のアスパラギン酸フィンガーはGDPβ-リン酸を直接認識してARA7のP-ループリジン残基をGDPβ-リン酸から遠ざけ,ヌクレオチド交換反応でのGDP-結合中間体からヌクレオチド-フリー中間体への転移の過程でのGDPをさらに不安定化した。

シソーラス用語： *GTP結合タンパク質 ,  Arabidopsis thaliana ,  GTPアーゼ ,  酵素活性化 ,  結合部位 ,  タンパク質複合体 ,  分子モデル ,  細胞情報伝達
準シソーラス用語： *ARA7 ,  *Rab5 ,  Vps9

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： Rab5 ,  グアニンヌクレオチド ,  GDP ,  ヌクレオチド ,  中間体