抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道総研における燃料電池車両の開発は,次の3つのフェーズに分けて進めてきた。1)2001~2003年度:30kW級燃料電池システムの試作,このシステムによる電動台車駆動試験,2)2004~2006年度:100kW級燃料電池システムの試作,燃料電池搭載試験電車による構内走行試験(1両編成),3)2007,2008年度:リチウムイオンバッテリーシステムの試作,燃料電池・バッテリーハイブリッド試験電車を用いた構内走行試験(2両編成)。これらの開発段階において得られた試験結果について紹介した。フェーズ3では,構内試験線において連続走行試験が行える段階となったが,燃料電池出力が実用級とする300kW級に比べると小さいことなど,まだまだ普及に向けて多くの課題が残されている。今後も引き続き一つ一つ課題をクリアして将来的に燃料電池鉄道車両の実用化につなげていきたいと考えている。