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J-GLOBAL ID：201002299174127580   整理番号：10A0115809

モデル糸状菌Neurospora crassaによる植物細胞壁分解のシステム分析

Systems analysis of plant cell wall degradation by the model filamentous fungus Neurospora crassa

著者 (7件)： TIAN Chaoguang (Univ. California, CA) ,  BEESON William T. (Univ. California, CA) ,  IAVARONE Anthony T. (Univ. California, CA) ,  SUN Jianping (Univ. California, CA) ,  MARLETTA Michael A. (Univ. California, CA) ,  CATE Jamie H.D. (Univ. California, CA) ,  GLASS N.Louise (Univ. California, CA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 52  ページ： 22157-22162  発行年： 2009年12月29日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 糸状菌アカパンカビ(Neurospora crassa)は自然には枯れた草の上で成長するが,実験室ではセルロースなどで培養を行う生物モデルであり,種々の機能ゲノム科学リソースが利用できる。本研究では植物細胞壁(Miscanthusの茎)とセルロースの分解に関するシステム分析を行い,細胞壁分解に関与する遺伝子を網羅的に検索した。ゲノムマイクロアレイを用いた遺伝子発現の解析,ショットガン・プロテオミクスの手法を用いたセクレトームの作成と分泌タンパク質の同定,さらにゲノム欠失株のライブラリを用いた遺伝子の機能解析を行った。最終的にその欠失がセルロース上での成長およびセルロース活性の表現型に顕著な変化を起こす遺伝子を16個同定した。そのなかにはセルラーゼなど既知の遺伝子のほかに,機能が未知の遺伝子も含まれていた。以上の結果はシステム分析を行うことで糸状菌による植物細胞壁の分解を包括的に理解できることを示していた。

シソーラス用語： *アカパンカビ ,  細胞壁 ,  遺伝子 ,  遺伝子発現 ,  *分泌タンパク質 ,  欠失突然変異 ,  セルラーゼ ,  ススキ属 ,  分解 ,  植物細胞
準シソーラス用語： Miscanthus ,  *Neurospora crassa ,  セルロース分解

分類 (1件)： 微生物の生化学  (EG03020N)

タイトルに関連する用語 (7件)： モデル ,  糸状菌 ,  Neurospora ,  植物 ,  細胞壁 ,  分解 ,  システム分析