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J-GLOBAL ID：201002299411359148   整理番号：10A1071704

オゾン水中におけるエチレン-プロピレン-ジエン三元共重合体の劣化機構

Degradation Mechanism of Ethylene-propylene-diene Terpolymer by Ozone in Aqueous Solution

著者 (6件)： 三輪怜史 (化学物質評価研究機構) ,  三輪怜史 (九大 大学院統合新領域学府) ,  菊地貴子 (化学物質評価研究機構) ,  菊地貴子 (九大 大学院統合新領域学府) ,  大武義人 (化学物質評価研究機構) ,  田中敬二 (九大 大学院統合新領域学府)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 83  号： 10  ページ： 324-330  発行年： 2010年10月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カーボンブラックを配合したEPDMゴムのオゾン水及び気相での劣化を調べた。試料を20°C,5.5ppmのオゾン水に浸漬すると浸漬時間の増加に従い試料表面に粘着性物質が生成して,表面の粘着性は直線的に増加した。40°C,50ppmのオゾンガス雰囲気では粘着性の増加は認められなかった。FTIR及びNMR分光により,オゾン水に浸漬した試料表面を解析してオゾン水中でのEPDMの劣化機構を調べた。EPDMはヒドロキシルラジカルとの非選択的反応により生成したアルキルラジカルを起点にヒドロキシル化と主鎖分解を伴う自動酸化反応により劣化すると結論した。

シソーラス用語： *EPDM ,  オゾン ,  水溶液 ,  機構 ,  自動酸化 ,  ヒドロキシルラジカル ,  劣化 ,  反応機構 ,  NMR【磁気共鳴】
準シソーラス用語： オゾン水 ,  劣化機構

分類 (2件)： 高分子の分解,劣化  (CG03010A) ,  抵抗性  (YH02050K)

引用文献 (17件)：

• 1) Weiss, J.: Trans. Faraday Soc., 31, 668 (1935)
• 2) Somiya, I.: “Ozone Handbook”, Nippon Ozone Kyokai Ed., Sanyu Shobou, Yokohama, Chapter 1 (2004)
• 3) Tsunoda, T.: “Senjogijutsu no Tenkai”, CMC Shuppan, Tokyo, p.153 (2007)
• 4) Ikehata, K.; Naghashkar, N. J.; El-Din, M. G.: Ozone: Sci. Eng., 28, 353 (2006)
• 5) Ohtake, Y.: “Gomu · Plastic Zairyo no Trouble to Taisaku”, Nikkan Kogyo Shimbunsha, Tokyo, p.207 (2007)

タイトルに関連する用語 (3件)： オゾン ,  水中 ,  エチレン-プロピレン-ジエン三元共重合体