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J-GLOBAL ID：201002299483761846   整理番号：10A1024316

自給飼料の増産・高度利用に向けて 耕作放棄地を活用した小規模移動放牧による粗飼料資源の有効利用

著者 (1件)： 山本直幸 (農業技術研究機構 近畿中国四国農研セ)
資料名： 農林水産技術研究ジャーナル  (研究ジャーナル)
巻： 33  号： 10  ページ： 38-42  発行年： 2010年10月01日 
JST資料番号： Y0218A  ISSN： 0387-9240  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 耕作放棄地の増加は大きな問題となっているが,自給飼料率向上の面からも和牛の放牧利用に期待が寄せられている。耕作放棄地の代表的植生はイネ科,キク科などであるが,それらを適切に活用するには嗜好性や植生変化,牧養力の判断が重要であり,また放牧可能日数や野草の可消化養分総量(TDN),粗タンパク質(CP)含量の推定も必要である。移動放牧では生産性を落さないように転牧時期を判断しなければならないが,それには採食回数や群落高,植被率の測定が有効である。今後,和牛生産のさらなる拡大と自給飼料率向上ため,畜産側と耕種側との有機的な広域連携による中国地域における周年屋外飼養技術の開発が求められている。(著者抄録)

シソーラス用語： *放牧 ,  粗飼料 ,  畜産業 ,  栽培 ,  植生 ,  イネ科 ,  キク科 ,  嗜好性 ,  野草 ,  可消化養分総量 ,  含有量 ,  摂食 ,  飼料作物 ,  中国地方
準シソーラス用語： 耕作放棄地 ,  飼養管理 ,  自給飼料 ,  植生変化 ,  植被率 ,  粗蛋白質 ,  地域連携 ,  和牛

分類 (3件)： 牛  (FD02020Y) ,  飼料作物,草地  (FC03050J) ,  粗飼料  (FD07020H)

引用文献 (4件)：

• 近畿地域飼料増産行動会議. 肉用牛放牧の手引き. 2009
• 早坂貴代史. わかる繁殖和牛のシバ放牧(放牧密度別の生産性と栄養管理). 2005
• 渡邉貴之. 肉用牛研究会誌. 2008, 85, 9-15
• 山本直幸. よくわかる移動放牧Q&A. 2010

タイトルに関連する用語 (7件)： 自給飼料 ,  増産 ,  耕作放棄地 ,  活用 ,  小規模移動放牧 ,  飼料資源 ,  有効利用