特許
J-GLOBAL ID:201003001157358564

1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 和泉 久志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-032283
公開番号(公開出願番号):特開2010-190438
出願日: 2009年02月16日
公開日(公表日): 2010年09月02日
要約:
【課題】熱源機器及び外部負荷機器側の流量が急変した異常時でも、熱源機器の凍結事故を防止するとともに、安定的な制御を行うことができるようにする。【解決手段】差圧計16による両ヘッダ間の差圧測定値Pmが差圧設定値Psより過大な場合及び/又はポンプ流量計20A〜20Cによる流量測定値Qmが流量設定値Qsより過小な場合の異常時において、制御装置8は、両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定しバイパス弁12の開度を制御するとともに、各熱源機器2A〜2Cの運転可能流量の最大値、最小値を夫々、上限値、下限値とする条件および外部負荷機器9側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器2A〜2Cで分配する考えの下で、各熱媒ポンプ3A〜3Cの流量設定値Qsを決定し、両ヘッダ間の差圧測定値Pm及び各熱媒ポンプの流量設定値Qsをポンプ運転周波数fの算出式に代入して、熱媒ポンプの運転周波数fsを求め、熱媒ポンプ3A〜3Cの運転周波数を制御する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
熱媒を冷却又は加熱する1又は複数の熱源機器と、各熱源機器に対応して設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する熱媒ポンプと、各熱媒ポンプに対応して設けられるとともに、ポンプ回転周波数を可変制御する周波数制御器と、前記熱源機器からの熱媒を集約する送りヘッダと、この送りヘッダから熱媒を供給される外部負荷機器と、前記各外部負荷機器に対応して設けられるとともに、該外部負荷機器を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁と、外部負荷機器で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器に分配する戻りヘッダと、前記送りヘッダ部又はその近傍と前記戻りヘッダ部又はその近傍とを繋ぐバイパス路と、このバイパス路を流れる熱媒の流量を調整するバイパス弁と、前記熱媒ポンプの運転制御及び前記バイパス弁の開度制御を行う制御装置とを備える1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法であって、 前記送りヘッダから外部負荷機器側に循環する循環流量を測定するための流量計と、各熱媒ポンプに対応して設けられるとともに、各熱媒ポンプの流量を測定するためのポンプ流量計と、前記送りヘッダと戻りヘッダの間の差圧を測定する差圧計と、前記流量調整弁に対応して設けられ、前記流量調整弁の開度を測定する開度測定器とを配設し、 予め、前記熱媒ポンプ、熱源機器、送りヘッダ、バイパス路、戻りヘッダを巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るとともに、この関係式に基づいて、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得ておき、 前記差圧計による前記両ヘッダ間の差圧測定値Pmが前記差圧設定値Psより過大な場合及び/又は前記ポンプ流量計による流量測定値Qmが流量設定値Qsより過小な場合の異常時において、 前記制御装置は、前記外部負荷機器側を循環する熱媒の循環流量又はその流量変化率に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定し、前記バイパス弁の開度を制御するとともに、 各熱源機器の運転可能流量の最大値Qrmax、最小値Qrminを夫々、上限値、下限値とする条件および前記外部負荷機器側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器で分配する考えの下で、各熱媒ポンプの前記流量設定値Qsを決定し、前記両ヘッダ間の差圧測定値Pm及び各熱媒ポンプの流量設定値Qsを前記ポンプ運転周波数fの算出式に代入して、熱媒ポンプの運転周波数fsを求め、この運転周波数の設定値を前記周波数制御器に与えて前記熱媒ポンプの運転周波数を制御することを特徴とする1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法。
IPC (2件):
F24F 11/02 ,  F24F 5/00
FI (3件):
F24F11/02 102P ,  F24F5/00 101Z ,  F24F11/02 102L
Fターム (5件):
3L054BF03 ,  3L060AA02 ,  3L060CC15 ,  3L060EE33 ,  3L060EE34
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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