特許
J-GLOBAL ID:201003004940310530

感熱転写シート

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 飯田 敏三 ,  佐々木 渉 ,  宮前 尚祐
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-254800
公開番号(公開出願番号):特開2010-083000
出願日: 2008年09月30日
公開日(公表日): 2010年04月15日
要約:
【課題】セルフサービスの高速プリントにおいて感熱転写シートの伸びが小さいことで画像欠陥が少なく、かつ染料層から耐熱滑性層への染料転写が抑制することで、感熱転写シートをロール形態で保管した場合にもプリントの変色の少ない感熱転写シートを提供する。【解決手段】基材フィルムの一方の面に熱転写可能な色素及び樹脂を含む染料層を有し、他方の面に滑剤及び樹脂を含む耐熱滑性層が形成されている感熱転写シートであって、該耐熱滑性層に滑剤として特定のOH基を有するリン酸エステル及び/又は特定のリン酸エステルの塩を含有し、かつ 該感熱転写シートの耐熱滑性層側から20kVに加速したビーム径1μm以下の電子線を照射して得られる該耐熱滑性層中のリン元素のK線に由来する特性X線強度を縦横200μm四方の領域内の各地点でエネルギー分散型X線分光器により測定した場合に、該領域内における該強度の最大値が最小値に対して少なくとも2.5倍以上であり、かつ該領域内にリン元素K線由来の特性X線強度の極大値を有する極大領域が複数存在し、これら極大領域間における特性X線強度の極大値の標準偏差を該特性X線強度の平均で割って求めた変動係数が0.25以下である感熱転写シート。【選択図】なし
請求項(抜粋):
基材フィルムの一方の面に熱転写可能な色素及び樹脂を含む染料層を有し、他方の面に滑剤及び樹脂を含む耐熱滑性層を有する感熱転写シートであって、該耐熱滑性層に滑剤として下記一般式(1)で表される化合物を含有し、かつ 該感熱転写シートの耐熱滑性層側から20kVに加速したビーム径1μm以下の電子線を照射して得られる該耐熱滑性層中のリン元素のK線に由来する特性X線強度を縦横200μm四方の領域内の各地点でエネルギー分散型X線分光器により測定した場合に、該領域内における該強度の最大値が最小値に対して少なくとも2.5倍以上であり、かつ該領域内にリン元素K線由来の特性X線強度の極大値を有する極大領域が複数存在し、これら極大領域間における該特性X線強度の極大値の標準偏差を該特性X線強度の平均で割って求めた変動係数が0.25以下であることを特徴とする感熱転写シート。 一般式(1) {(R1O)(R2O)P(=O)O}mM (一般式(1)中、Mは、水素原子、金属イオン、またはアンモニウムイオンを表す。R1は、置換もしくは無置換の脂肪族基、または置換もしくは無置換のアリール基を表す。R2は、水素原子、金属イオン、アンモニウムイオン、置換もしくは無置換の脂肪族基、または置換もしくは無置換のアリール基を表す。mはMの価数と同じであって1〜6の数を示す。)
IPC (5件):
B41M 5/382 ,  B41M 5/40 ,  B41M 5/41 ,  B41M 5/50 ,  B41M 5/52
FI (4件):
B41M5/26 101G ,  B41M5/26 101B ,  B41M5/26 101A ,  B41M5/26 101H
Fターム (12件):
2H111AA27 ,  2H111BA03 ,  2H111BA08 ,  2H111BA38 ,  2H111BA53 ,  2H111BA55 ,  2H111BA73 ,  2H111BB01 ,  2H111CA03 ,  2H111CA04 ,  2H111CA30 ,  2H111CA43
引用特許:
出願人引用 (9件)
  • 熱転写シート
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-258720   出願人:大日本印刷株式会社
  • 特許第2655544号公報
  • 熱転写シート
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-423326   出願人:大日本印刷株式会社
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