特許
J-GLOBAL ID:201003011810382781
ミュータンス・ストレプトコッキィによって引き起こされる齲蝕を予防および/または治療するための使用および方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (5件):
平木 祐輔
, 石井 貞次
, 藤田 節
, 新井 栄一
, 田中 夏夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-541864
公開番号(公開出願番号):特表2010-513350
出願日: 2007年12月18日
公開日(公表日): 2010年04月30日
要約:
本発明は、ミュータンス・ストレプトコッキィの群に属する細菌に特異的に結合し得ることを特徴とする乳酸菌群に属する微生物またはその変異体もしくは誘導体の使用であって、ここで該特異的結合が、ストレプトコッカス・ミュータンス以外のミュータンス・ストレプトコッキィによって引き起こされる齲蝕の治療または予防用の抗齲蝕原性組成物の調製のために、(i)熱処理に耐性があり;および/または(ii)プロテアーゼ処理に耐性があり;および/または(iii)カルシウム依存性であり;および/または(iv)4.5〜8.5のpH範囲内で形成され;および/または(v)唾液の存在下で形成される、上記使用に関する。好ましくは、上記の特異的結合は、以下のとおり:(a)前記微生物を静止期まで増殖させ;(b)前記微生物を、静止期まで増殖させたミュータンス・ストレプトコッキィ群に属する細菌と混合し;(c)ステップ(b)で得た混合物を、前記微生物とミュータンス・ストレプトコッキィ群の細菌との凝集体の形成を可能とする条件下でインキュベートし;また(d)ペレットの発生によって凝集体を検出するステップでアッセイすることができる。本発明の別の態様は、ストレプトコッカス・ミュータンス以外のミュータンス・ストレプトコッキィによって引き起こされる齲蝕の予防または治療方法であって、ミュータンス・ストレプトコッキィ群に属する細菌に特異的に結合し得ることを特徴とする乳酸菌群に属する微生物、または該微生物の変異体、誘導体、類似体または断片を投与するステップを含んでなる、上記方法である。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
ミュータンス・ストレプトコッキィ(mutans Streptococci)群に属する細菌に特異的に結合し得ることを特徴とする乳酸菌群に属する微生物またはその変異体もしくは誘導体の使用であって、ここで該特異的結合が、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)以外のミュータンス・ストレプトコッキィによって引き起こされる齲蝕の治療または予防用の抗齲蝕原性組成物の調製のために、
(i) 熱処理に耐性があり;および/または
(ii) プロテアーゼ処理に耐性があり;および/または
(iii) カルシウム依存性であり;および/または
IPC (4件):
A61K 35/74
, A23L 1/28
, A61P 1/02
, A23K 1/16
FI (4件):
A61K35/74 A
, A23L1/28 Z
, A61P1/02
, A23K1/16 304B
Fターム (23件):
2B150AC06
, 2B150AC07
, 2B150DD12
, 4B018LB01
, 4B018LB02
, 4B018LB03
, 4B018LB04
, 4B018LB05
, 4B018LB06
, 4B018LB07
, 4B018LB08
, 4B018LB10
, 4B018LE01
, 4B018LE05
, 4B018MD86
, 4B018ME14
, 4C087AA01
, 4C087AA02
, 4C087BC56
, 4C087CA09
, 4C087MA52
, 4C087NA14
, 4C087ZA67
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (12件)
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WHATMORE,A.M. et al, Re-evaluation of the taxonomic position of Streptococcus ferus, Int J Syst Evol
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