特許
J-GLOBAL ID:201003033153448398
転がり軸受
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-041617
公開番号(公開出願番号):特開2010-196107
出願日: 2009年02月25日
公開日(公表日): 2010年09月09日
要約:
【課題】組織変化の発生を抑制すると共に、亀裂が深さ方向に進展する事を抑制して、厳しい使用条件下でも長寿命化を図れる転がり軸受を実現する。【解決手段】外輪3と内輪5と各玉6、6との何れかの部材を、水素の侵入を遅延できるCrを2.5〜5.0質量%含有し、芯部での硬さを抑え、破壊靱性値を高く確保するべく、Cを0.15〜0.30質量%含有し、Si、Mn、Mo、Ni、Cu、S、P、Al、N、Ti、Oを適正量含有する合金鋼製とする。そして、浸炭窒化処理或いは浸炭処理及び焼入れ焼戻し処理により、各玉6の直径の1%及び15%に相当する長さをX及びYとした場合に、転がり接触面から深さX位置でのC+N濃度を0.9〜1.5質量%とし、同じく硬さをHv674〜800とし、同じく残留γ量を20〜50容量%とする。又、深さY位置での硬さをHv513以下とする。これにより、上記課題を解決できる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
何れかの面に第一の軌道面を有する第一の軌道輪と、この第一の軌道面と対向する面に第二の軌道面を有する第二の軌道輪と、これら第一、第二の両軌道面同士の間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備えた転がり軸受に於いて、
上記第一の軌道輪と上記第二の軌道輪と上記複数個の転動体との少なくとも1種の部材が、Cを0.15〜0.30質量%、Siを0.1〜1.0質量%、Mnを0.3〜1.2質量%、Crを2.5〜5.0質量%、Moを1.0質量%以下、Niを0.30質量%以下、Cuを0.30質量%以下、Sを0.02質量%以下、Pを0.02質量%以下、Alを0.02〜0.05質量%、Nを0.01〜0.03質量%、Tiを50質量ppm 以下、Oを12質量ppm 以下含有し、残りをFeと不可避不純物とした合金鋼製で、
浸炭窒化処理或いは浸炭処理、及び、焼入れ・焼戻し処理を行う事により、
上記各転動体の直径の1%に相当する長さをXとした場合に、運転時に相手面と転がり接触する面の表面からの深さX位置でのC+N濃度が0.9〜1.5質量%であり、同じく硬さがHv674〜800であり、同じく残留オーステナイト量が20〜50容量%であり、
上記各転動体の直径の15%に相当する長さをYとした場合に、上記転がり接触する面の表面からの深さY位置での硬さがHv513以下である事を特徴とする転がり軸受。
IPC (7件):
C22C 38/00
, F16C 33/62
, C22C 38/50
, C21D 1/06
, C21D 9/40
, C23C 8/22
, C23C 8/32
FI (7件):
C22C38/00 301N
, F16C33/62
, C22C38/50
, C21D1/06 A
, C21D9/40 Z
, C23C8/22
, C23C8/32
Fターム (46件):
3J701AA03
, 3J701AA16
, 3J701AA25
, 3J701AA32
, 3J701AA42
, 3J701AA52
, 3J701AA54
, 3J701AA62
, 3J701BA09
, 3J701BA10
, 3J701BA69
, 3J701BA70
, 3J701DA02
, 3J701EA04
, 3J701EA10
, 3J701EA63
, 3J701FA31
, 3J701GA11
, 3J701GA24
, 3J701GA32
, 3J701GA51
, 3J701XB01
, 3J701XB03
, 3J701XB14
, 3J701XB33
, 3J701XE01
, 3J701XE03
, 3J701XE12
, 3J701XE13
, 3J701XE30
, 4K028AA01
, 4K028AA03
, 4K028AB01
, 4K028AB06
, 4K042AA22
, 4K042BA03
, 4K042BA04
, 4K042BA08
, 4K042CA05
, 4K042CA06
, 4K042CA08
, 4K042CA10
, 4K042CA12
, 4K042DA01
, 4K042DA02
, 4K042DA06
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (9件)
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