特許
J-GLOBAL ID:201003039281448110

タイヤの転がり抵抗のシミュレーション方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 渡辺 望稔 ,  三和 晴子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-202169
公開番号(公開出願番号):特開2010-036733
出願日: 2008年08月05日
公開日(公表日): 2010年02月18日
要約:
【課題】転動中のタイヤの転がり抵抗の値に対して、タイヤのどの部位がどの程度寄与しているかを、定量的に知る。【解決手段】タイヤモデルと路面モデルとの間の摩擦係数の値と、タイヤモデルの各要素に、タイヤのゴム材料の弾性特性を表す弾性パラメータの値とを、タイヤモデルに与えることにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を摩擦抵抗として求める。次に、タイヤモデルの複数の要素のうち、少なくとも1つの要素に弾性パラメータの値の他に、タイヤのゴム材料の粘性特性を表す粘性パラメータの値を与えることにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を第1の転がり抵抗として求める計算処理を、繰り返し行う。この計算処理を繰り返し行って得られた複数の第1の転がり抵抗の値から、摩擦抵抗の値を差し引くことにより、部分転がり抵抗の値を求め、この部分転がり抵抗の値を用いて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の大きさを評価する。【選択図】図3
請求項(抜粋):
タイヤを再現するタイヤモデルを用いて、転動中のタイヤの転がり抵抗を計算するシミュレーション方法であって、 複数の要素で構成されるタイヤモデルと路面を再現する路面モデルとの間の摩擦係数の値と、タイヤモデルの各要素に、タイヤのゴム材料の弾性特性を表す弾性パラメータの値とを、タイヤモデルに付与することにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を摩擦抵抗として求める第1のステップと、 前記摩擦係数および前記弾性パラメータの値の付与の他に、前記タイヤモデルの複数の要素のうち、少なくとも1つの要素に、タイヤのゴム材料の粘性特性を表す粘性パラメータの値を付与することにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を第1の転がり抵抗として求める計算処理を、前記粘性パラメータの値を付与する要素を変更しながら、繰り返し行う第2のステップと、 前記計算処理を繰り返し行って得られた複数の第1の転がり抵抗の値から、前記摩擦抵抗の値を差し引くことにより、複数の部分転がり抵抗の値を求める第3のステップと、 前記部分転がり抵抗の値を用いて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の大きさを評価する第4のステップと、を有することを特徴とするタイヤの転がり抵抗のシミュレーション方法。
IPC (2件):
B60C 19/00 ,  B60C 11/00
FI (2件):
B60C19/00 Z ,  B60C11/00 D
引用特許:
出願人引用 (1件)

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