特許
J-GLOBAL ID:201003051767104448
軌道輪部材の製造方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-037586
公開番号(公開出願番号):特開2010-190378
出願日: 2009年02月20日
公開日(公表日): 2010年09月02日
要約:
【課題】加工時に金型25a、25bに生じる応力を抑えてこれら両金型25a、25bの耐久性を確保でき、しかも、列間ピッチが短い外輪の内周面に存在する複列の外輪軌道に清浄な金属材料を露出させられる製造方法を実現する。【解決手段】先端面の中央部に逃げ凹部27、27を設けた1対の金型25a、25bにより、第二中間素材のうちの仕切り板部の外径寄り部分を軸方向に押し潰す。そして、この押し潰しに伴って生じた余肉を上記両逃げ凹部27、27に移動させて、外径寄り部分の厚さに比べて中央部の厚さが大きい仕切り板部16bを備えた第三中間素材17bとする。両外輪軌道に近い外径寄り部分の厚さ寸法を小さくする事で、これら両外輪軌道となるべき部分に清浄な金属材料を移動させられる。又、余肉を上記両逃げ凹部27、27に移動させる事で、上記両金型25a、25bに生じる応力を低く抑える。【選択図】図2
請求項(抜粋):
円筒部の内周面の軸方向2個所位置に背面組み合わせ型の外輪軌道を、外周面に外向フランジを、それぞれ設けた軌道輪部材を造る為、金属材製で円柱状の素材に、軸方向に押し潰す据え込み加工を施す事により、この素材を、軸方向中間部の外径が軸方向両端部の外径よりも大きくなった第一中間素材とした後、この第一中間素材を塑性変形させ、軸方向両端面に開口する1対の凹部と、これら両凹部の底部同士を仕切る第一仕切り板部と、外周面の軸方向中間部に径方向外方に突出する状態で形成された上記外向フランジとを備えた第二中間素材とし、次いで、少なくとも一方の先端面の中央部に逃げ凹部を設けた1対の第二金型により、この第二中間素材のうちの少なくとも上記第一仕切り板部の外径寄り部分を軸方向に押し潰すと共に、この押し潰しに伴って生じた余肉を上記逃げ凹部に移動させて、外径寄り部分の厚さに比べて中央部の厚さが大きい第二仕切り板部を備えた第三中間素材としてから、この第二仕切り板部を、外径寄りの厚さが小さい部分で打ち抜き除去して、外周面に上記外向フランジを備えた円筒状の第四中間素材とし、次いで、この第四中間素材に仕上加工を施して上記軌道輪部材とする事を特徴とする軌道輪部材の製造方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (16件):
3J701AA02
, 3J701AA32
, 3J701AA43
, 3J701AA54
, 3J701AA62
, 3J701BA51
, 3J701DA09
, 3J701DA11
, 3J701EA01
, 3J701FA31
, 3J701FA44
, 3J701GA03
, 4E087DB05
, 4E087DB24
, 4E087HA43
, 4E087HB03
引用特許:
審査官引用 (2件)
-
車輪用軸受装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2003-317862
出願人:NTN株式会社
-
特開昭59-013540
前のページに戻る