特許
J-GLOBAL ID:201003052540689667

プロピレン系樹脂組成物およびそれを用いた多層シート

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河備 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-312820
公開番号(公開出願番号):特開2010-138211
出願日: 2008年12月09日
公開日(公表日): 2010年06月24日
要約:
【課題】柔軟性、透明性、強度(耐落下性、耐低温衝撃性)に優れ、且つ、多層成形時に界面荒れ等の外観不良、厚み変動が発生しにくい成形性に富み、又、ヒートシール等の2次加工時に溶融樹脂が流れ、薄肉化する現象に対する抑制効果に優れるプロピレン系樹脂組成物およびそれを用いた多層シートの提供。【解決手段】逐次重合で得られる特定のプロピレン-エチレンランダム共重合体成分を含有するプロピレン系樹脂(A)45〜85wt%、特定の密度、MFRを有するエチレン-α-オレフィン共重合体(B)10〜35wt%、および特定の融解ピーク温度を有するプロピレン系(共)重合体(C)5〜20wt%を含有することを特徴とするプロピレン系樹脂組成物。【選択図】なし
請求項(抜粋):
下記条件(A-i)〜(A-iii)を満たすプロピレン系樹脂(A)45〜85wt%、下記条件(B-i)〜(B-ii)を満たすエチレン-α-オレフィン共重合体(B)10〜35wt%、および下記条件(C-i)を満たすプロピレン系(共)重合体(C)5〜20wt%を含有することを特徴とするプロピレン系樹脂組成物。 (A)プロピレン系樹脂 (A-i)メタロセン系触媒を用いて、第1工程でDSC測定における融解ピーク温度Tm(A1)が125〜135°C、エチレン含有量E(A1)が1.5〜3.0wt%のプロピレン-エチレンランダム共重合体成分(A1)を50〜60wt%、第2工程でエチレン含有量E(A2)が8〜14wt%のプロピレン-エチレンランダム共重合体成分(A2)を50〜40wt%逐次重合することで得られたプロピレン-エチレンブロック共重合体(A)であること (A-ii)メルトフローレート(MFR(A):230°C、2.16kg)が4〜10g/10分の範囲であること (A-iii)固体粘弾性測定(DMA)により得られる温度-損失正接(tanδ)曲線において、-60〜20°Cの範囲において観測されるガラス転移を表すtanδ曲線のピークが0°C以下に単一のピークを示すこと (B)エチレン-α-オレフィン共重合体 (B-i)密度が0.860〜0.900g/cm3の範囲であること (B-ii)メルトフローレート(MFR(B):190°C、2.16kg)が2.0g/10分以上であること (C)プロピレン系(共)重合体 (C-i)融解ピーク温度Tm(C)が150〜165°Cの範囲であること
IPC (4件):
C08L 53/00 ,  C08L 23/08 ,  C08L 23/10 ,  C08F 297/08
FI (4件):
C08L53/00 ,  C08L23/08 ,  C08L23/10 ,  C08F297/08
Fターム (28件):
4J002BB023 ,  4J002BB052 ,  4J002BB103 ,  4J002BB143 ,  4J002BP021 ,  4J002FD040 ,  4J002FD070 ,  4J002FD100 ,  4J002FD160 ,  4J002FD170 ,  4J002FD310 ,  4J002GG00 ,  4J002GG01 ,  4J002GG02 ,  4J026HA03 ,  4J026HA04 ,  4J026HA27 ,  4J026HA35 ,  4J026HA39 ,  4J026HA48 ,  4J026HA49 ,  4J026HB03 ,  4J026HB04 ,  4J026HB27 ,  4J026HB35 ,  4J026HB39 ,  4J026HB42 ,  4J026HB47
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (2件)

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