特許
J-GLOBAL ID:201003053080759102

溶接熱影響部の靭性に優れた鋼材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 植木 久一 ,  菅河 忠志 ,  伊藤 浩彰 ,  植木 久彦 ,  竹岡 明美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-263199
公開番号(公開出願番号):特開2010-248611
出願日: 2009年11月18日
公開日(公表日): 2010年11月04日
要約:
【課題】大入熱溶接後のHAZ靭性に優れており、且つ、鋳込み時にノズル閉塞やノズル溶損を引き起こさない鋼材を提供する。【解決手段】本発明の鋼材は、REM、Zr、Ti、Al、およびCaを含有する複合酸化物を含み、前記鋼材に含まれる全介在物の組成を測定して単独酸化物に換算したとき、下記(A)および(B)を満足するものである。(A)全介在物に対する比率で、REMの酸化物(REMをMの記号で表すとM2O3):5〜50%、ZrO2:5.0〜50%、TiO2:20.0%以下(0%を含まない)、Al2O3:20.0%以下(0%を含まない)、CaO:50.0%以下(0%を含む)を満足する。(B)REMの酸化物(M2O3)、Al2O3、およびCaOの合計量に対する比率が、下記(1)式および(2)式を満足する。0<[Al2O3]≦50.0 ・・・(1)0≦0.45×[REMの酸化物(M2O3)]-0.55×[CaO] ・・・(2)【選択図】なし
請求項(抜粋):
C :0.02〜0.15%(「質量%」の意味。以下同じ)、 Si:0.5%以下(0%を含まない)、 Mn:2.5%以下(0%を含まない)、 P :0.03%以下(0%を含まない)、 S :0.02%以下(0%を含まない)、 Al:0.050%以下(0%を含まない)、 N :0.01%以下(0%を含まない)、 Ti:0.005〜0.10%、 Zr:0.0003〜0.050%、 REM:0.0003〜0.015%、 Ca:0.0003〜0.010%を含有し、 残部が鉄および不可避不純物からなる鋼材であり、且つ、 前記鋼材は、REM、Zr、Ti、Al、およびCaを含有する複合酸化物を含み、 前記鋼材に含まれる全介在物の組成を測定して単独酸化物に換算したとき、下記(A)および(B)を満足することを特徴とする溶接熱影響部の靭性に優れた鋼材。 (A)全介在物に対する比率で、 REMの酸化物(REMをMの記号で表すとM2O3):5〜50%、 ZrO2:5.0〜50%、 TiO2:20.0%以下(0%を含まない)、 Al2O3:20.0%以下(0%を含まない)、および CaO:50.0%以下(0%を含む)を満足する。 (B)REMの酸化物(M2O3)、Al2O3、およびCaOの合計量に対する比率(質量%)が、下記(1)式および(2)式を満足する。但し、下記(1)式、(2)式中、[ ]は、各酸化物の比率(質量%)を示す。 0<[Al2O3]≦50.0 ・・・(1) 0≦0.45×[REMの酸化物(M2O3)]-0.55×[CaO] ・・・(2)
IPC (3件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
FI (3件):
C22C38/00 301B ,  C22C38/14 ,  C22C38/58
Fターム (8件):
4K013AA09 ,  4K013BA08 ,  4K013BA14 ,  4K013CE01 ,  4K013EA18 ,  4K013EA25 ,  4K013EA26 ,  4K013FA02
引用特許:
審査官引用 (1件)

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