特許
J-GLOBAL ID:201003058108320553

熱電変換素子およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 名古屋国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-244477
公開番号(公開出願番号):特開2010-080521
出願日: 2008年09月24日
公開日(公表日): 2010年04月08日
要約:
【課題】従来品に比べ、ワイヤ状の熱電変換部材の断線を招くことなく製造可能な熱電変換素子を提供すること、およびその製造方法を提供すること。【解決手段】熱電変換素子1において、ガラス部材3を形成するテルライトガラスは、熱膨張率が熱電変換材料(Bi)の熱膨張率に比べ大きいため、製造途中で延伸した加工品を冷却した際に、加工品のガラスからなる部分は、熱電変換材料からなる部分に比べ大きく収縮する。そのため、ナノワイヤ5が無数の箇所で周囲のガラスに拘束された状態にあるのは従来と同様であるが、ほう珪酸ガラスの場合とは異なり、周囲のガラスがより収縮する状態となるので、拘束箇所間においてナノワイヤ5には圧縮応力がかかる状態になって、ナノワイヤ5を断線させるような張力は作用しない状態になる。したがって、従来品に比べ、ナノワイヤ5の断線を招くことなく製造できるようになる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ガラスからなるガラス部材と、熱電変換材料からなる熱電変換部材とを有し、ワイヤ状に成形された前記熱電変換部材が前記ガラス部材の内部に配置された構造となっている熱電変換素子であって、 前記ガラス部材は、軟化温度が前記熱電変換材料の融点に比べ高温、且つ、軟化温度が前記熱電変換材料の沸点に比べ低温、且つ、熱膨張率が前記熱電変換材料の熱膨張率に比べ大きいガラスからなり、 前記熱電変換部材は、ガラスの内部に前記熱電変換材料が充填された構造の加工品を、加熱することで軟化させ、軟化した前記加工品を一軸方向に延伸してから冷却することによって前記ワイヤ状に成形されたものである ことを特徴とする熱電変換素子。
IPC (3件):
H01L 35/32 ,  H01L 35/34 ,  H01L 35/18
FI (3件):
H01L35/32 A ,  H01L35/34 ,  H01L35/18
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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