特許
J-GLOBAL ID:201003064226741539

分散電源の単独運転検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 恵二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-310760
公開番号(公開出願番号):特開2010-136548
出願日: 2008年12月05日
公開日(公表日): 2010年06月17日
要約:
【課題】系統周波数変動の影響を受けにくくして単独運転検出を精度良く行うことができ、しかも高速で高価な演算手段を必要としない装置を提供する。【解決手段】装置20は、連系点Pの測定電圧Vt、測定電流Itを固定サンプリング周波数方式でサンプリングするサンプリング回路26、28と、そのサンプリングデータを所定の整数次高調波成分、その上側の非整数次数の上側次数成分及び下側の非整数次数の下側次数成分をそれぞれ抽出する離散フーリエ変換回路30、32と、前記二つの成分の重みつき平均から、前記整数次高調波成分に含まれる電力系統10の基本波周波数成分に基づく誤差を補間演算し、かつ前記整数次高調波成分から当該誤差を減算して、前記整数次高調波の電圧、電流を抽出する補正演算回路34、36と、その電圧、電流に基づいて前記整数次高調波のアドミタンスを算出するアドミタンス演算回路38とを備えている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
電力系統と分散電源との連系点における電圧および電流を測定し、その測定電圧および測定電流に基づいて、所定の整数次高調波のアドミタンスを算出し、当該アドミタンスの変化から、前記分散電源が単独運転になったことを検出する単独運転検出装置において、 前記連系点における測定電圧を、サンプリング周波数一定の固定周波数サンプリング方式でサンプリングして前記測定電圧のサンプリングデータを出力する第1のサンプリング手段と、 前記連系点における測定電流を、サンプリング周波数一定の固定周波数サンプリング方式でサンプリングして前記測定電流のサンプリングデータを出力する第2のサンプリング手段と、 前記第1のサンプリング手段からの前記測定電圧のサンプリングデータを離散フーリエ変換して、前記整数次高調波成分、当該整数次高調波成分の上側の非整数次数の上側次数成分および前記整数次高調波成分の下側の非整数次数の下側次数成分をそれぞれ抽出する第1の離散フーリエ変換手段と、 前記第2のサンプリング手段からの前記測定電流のサンプリングデータを離散フーリエ変換して、前記整数次高調波成分、当該整数次高調波成分の上側の、前記第1の離散フーリエ変換手段におけるものと同じ非整数次数の上側次数成分および前記整数次高調波成分の下側の、前記第1の離散フーリエ変換手段におけるものと同じ非整数次数の下側次数成分をそれぞれ抽出する第2の離散フーリエ変換手段と、 前記第1の離散フーリエ変換手段で抽出した前記上側次数成分および下側次数成分の重みつき平均から、前記抽出した整数次高調波成分に含まれる前記電力系統の基本波周波数成分に基づく誤差を補間演算し、かつ前記抽出した整数次高調波成分から当該誤差を減算して除去して、前記整数次高調波の電圧を抽出する第1の補正演算手段と、 前記第2の離散フーリエ変換手段で抽出した前記上側次数成分および下側次数成分の重みつき平均から、前記抽出した整数次高調波成分に含まれる前記電力系統の基本波周波数成分に基づく誤差を補間演算し、かつ前記抽出した整数次高調波成分から当該誤差を減算して除去して、前記整数次高調波の電流を抽出する第2の補正演算手段と、 前記第1の補正演算手段からの前記整数次高調波の電圧および前記第2の補正演算手段からの前記整数次高調波の電流に基づいて、前記整数次高調波のアドミタンスを算出するアドミタンス演算手段とを備えていることを特徴とする分散電源の単独運転検出装置。
IPC (1件):
H02J 3/38
FI (1件):
H02J3/38 W
Fターム (6件):
5G066HA06 ,  5G066HA11 ,  5G066HA13 ,  5G066HB02 ,  5G066HB06 ,  5G066HB07
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (4件)
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