特許
J-GLOBAL ID:201003075297886270
樹脂中の赤リンの定量方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
上代 哲司
, 神野 直美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-134087
公開番号(公開出願番号):特開2010-281633
出願日: 2009年06月03日
公開日(公表日): 2010年12月16日
要約:
【課題】樹脂中の赤リンを熱分解GCMSにより定量分析する方法であって、より定量精度を向上させた方法を提供する。【解決手段】所定分離条件で、熱分解GCMS測定を行い赤リンの保持時間Aを求め、被測定試料について熱分解GCMS測定を行い、保持時間Aと同一の保持時間に質量スペクトルのピークが検出されることを確認し、測定されたピーク面積値を試料量で除してピーク強度比Bを求め、前記質量スペクトルのm/z=124のピークの高さを10としたとき、m/z=62のピークの高さが1.82〜2.06であり、m/z=93のピークの高さが1.03〜1.15であることを確認し、その後、同一分離条件において、複数の標準試料についてピーク強度比Cと赤リン含有量との関係を求める工程、この関係及び前記ピーク強度比Bの対比から、被測定試料中の赤リンの量を求めることを特徴とする樹脂中の赤リンの定量方法。【選択図】なし
請求項(抜粋):
赤リン含有試料について、所定分離条件で熱分解GCMS測定を行い、赤リンの保持時間Aを求める工程1、
被測定試料を秤量し、同一の分離条件で熱分解GCMS測定を行い、保持時間Aと同一の保持時間に質量スペクトルのピークが検出されることを確認し、測定されたピーク面積値を試料量で除してピーク強度比Bを求める工程2、
前記質量スペクトルが、m/z=62、93及び124にピークを有し、かつm/z=124のピークの高さを10としたとき、m/z=62のピークの高さが1.82〜2.06であり、m/z=93のピークの高さが1.03〜1.15であることを確認する工程3、
工程3における確認の後、同一分離条件において、所定量の赤リンを含有する複数の標準試料について熱分解GCMS測定を行い、測定されたピーク面積値を試料量で除して得られるピーク強度比Cと赤リン含有量との関係を求める工程、及び
前記ピーク強度比Cと赤リン含有量との関係及び前記ピーク強度比Bの対比から、被測定試料中の赤リンの量を求める工程4、
を有することを特徴とする樹脂中の赤リンの定量方法。
IPC (5件):
G01N 27/62
, G01N 30/72
, G01N 30/88
, G01N 27/64
, G01N 30/06
FI (6件):
G01N27/62 C
, G01N30/72 A
, G01N30/88 G
, G01N27/64 C
, G01N27/62 V
, G01N30/06 G
Fターム (7件):
2G041CA01
, 2G041DA13
, 2G041EA06
, 2G041EA12
, 2G041FA02
, 2G041JA02
, 2G041LA08
引用特許:
引用文献:
前のページに戻る